辛坊治郎が12月27日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。同日、政府が決定した中国からの渡航者への水際対策強化について「これは差別」「ポピュリズム岸田政権の面目躍如」と厳しく非難した。

2022年12月28日、会議のまとめを行う岸田総理～出典：首相官邸HP（https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202212/28kaigi.html）

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

岸田文雄首相は27日、中国からの渡航者に対する水際対策強化を決定した。中国本土での新型コロナウイルスの爆発的感染が報じられているとして、7日以内に中国渡航歴がある人も含めて中国からの渡航者全員に入国時検査を実施。陽性者は待機施設で原則7日間隔離し、無症状の場合でも5日間の隔離措置を取る。今月30日から実施される。

一方、中国政府は来月8日から自国に入国、帰国する際の水際対策を大幅に緩和するとすでに公表しており、多くの中国人観光客が来日すると見込まれている。

この決定について辛坊は「これはね、完全にポピュリズム岸田政権の面目躍如って感じですよ。日本国内の世論で言うと、やっぱり中国人が日本にコロナを持ち込んだから中国人に厳しくしろっていう、中国に対する見方ありますよね。私なんかも、今の中国共産党、習近平政権に関しては徹底的に批判的なんですが、だからと言って中国だけを特別、差別待遇にする理由がどこかにあるのか？というと、このコロナ対策なんか完全に国内世論向けですよ」と、今回の水際対策強化は一部の国内世論向けだと指摘。
続けて「こんなことやってるの、全世界で日本だけですよ。日本ではいまだに空港の水際の検査、全世界ほとんどやめているのに日本だけやっている」とも語り、。その検査に正当性を持たすべく、いま全世界のなかで4カ国だけ特別に厳しい対象があるが、そこに中国も別格で入れて」と語り、かねてから指摘している日本の水際対策の異常さについても言及した。

そのうえで「これ差別じゃないかと、私は素朴に思う。どれだけポピュリズム政権なんだ」と岸田政権を厳しく非難。「私はこのやり方はね、素朴に嫌いです」と語り、感染力の強いオミクロン株によって「バンバン陽性出ますからね。大混乱するよ、きっと」と述べた。