辛坊治郎が3月15日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。黒海上空で米軍の無人偵察機と露軍の戦闘機が接触し、米軍機が海に墜落した事故について言及。双方とも、これ以上エスカレーションしたくないだろうと分析。「詳細はわかっていても米軍は出してこない」と語った。

MQ-9 リーパー　　PD

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』月～木曜日　15時30分～17時30分　生放送

米軍は現地時間の14日朝、黒海上空の国際空域を飛行していた米軍の無人偵察機と露軍の戦闘機2機が接触し、米軍機が海に墜落したと発表した。一方、露国防省は接触を否定し、戦闘機2機が安全に帰還したと発表。双方の主張が食い違う状況となっている。

これについて辛坊は、広範囲におよぶ黒海のどの場所に米軍機が墜落したかという詳細な情報を「ロシアもアメリカも発表していない」と指摘。「ロシアにしてみれば、領空に入ってくれば問答無用で撃ち落としても国際条約上問題ないが、公海上の空域で撃ち落とすと“絶対、こいつ軍事情報をスパイしているよな”と思っても角が立つ」と言及。今回、墜落したのは高性能な無人偵察機だけに「間違いなく何が起きたかは、しっかりアメリカは持っているはず」と述べた。

そのうえで、双方とも詳細な墜落場所などの情報を明かさないのは「アメリカもロシアも、これ以上、エスカレーションしたくない」からだとし、「情報は細かいところまでわかっていて、証拠もたぶん押さえられているんだけど、あえて出さない」と推測。「予言しておくと、今回の衝突事故の詳細はわかっていても米軍は出してこない可能性が高い」と語った。