7月24日(月)22時、ラジオ番組「オールナイトニッポンMUSIC10」(ニッポン放送・毎週月曜22時~)が放送。1週間のトップバッターである月曜日のパーソナリティは、最年長で「キャプテン」と呼ばれるミュージシャン・森山良子が担当した。

「キャプテン」こと森山良子
番組タイトルの『MUSIC10』は「夜の10時から素敵な音楽を10曲届ける」と意味合いが込められており、ノンジャンル、洋邦、新旧すべてOK 、10曲以上、すべてフルコーラスでリクエストにお応えするこの番組。
この日も森山キャプテンはリスナーからのリクエストに応えるとともに、寄せられたメッセージを紹介した。
「“昔は会社の同僚とよく行っていたカラオケ、私の十八番は松山千春さんの『恋』、得点も98点を獲ったこともあり鼻高々。ところが久しぶりに行ったカラオケで『恋』を歌ったら46点……みんなに『46点って……!なかなか出ないよ(笑)』と言われる始末……悔しい!”」
リスナーからのメッセージを受け、森山キャプテンからはカラオケにまつわるエピソードが。
「実は私も昔、旅先でミュージシャンのみんなとコンサートが終わったあとにカラオケへ行ったことがあって。
それでカラオケがあって。お店の方が『歌ってください』と言ってくれて。私、本当はカラオケをやりたくないんですよね(笑)。なぜかというと『カラオケなのに本気出して歌っちゃって』と言われるのもイヤだし、『それほど上手くないんだ』と思われるのもイヤだし。一生懸命に歌うのも、力を抜いて歌うのもできないから、バランスが難しくて……」
知られざる一面を見せた森山キャプテン。ただ、当時は周囲からせがまれたことに根負けしてしまったようで……
「仕方なくデビュー曲の『この広い野原いっぱい』を歌ったところ得点は……52点でした(笑)! ま、まぁ別に傷つきもしませんでしたし、自分が好きなように歌うのが一番歌らしくて、自分らしくていいと思うんですけど、点数をつけるということは元の歌とどれだけ同じように歌えるかということであって……自分の歌とはまた別のところにあるものなので……別に悔しくなんかない。ちょっとムカッときただけで(笑)」
1967年に19歳で「この広い野原いっぱい」でデビューして57年目を迎えた森山キャプテン。カラオケの結果を「気にしない、気にしない(笑)」としながらも、若干の悔しさを感じさせるトーンで振り返っていた。