ニッポン放送は新たなコンテンツの創造を目指し、 日本大学芸術学部(日藝)と「連携・協力に関する基本協定」を締結。コンテンツ制作に関しての産学連携の取り組みの一環で、日藝3年生の学生によるニッポン放送でのインターンシップがこの夏実施された。
編成部門(広報担当/WEB記事担当)のインターンシップに参加した2人は、この業務のなかで日藝の先輩である落語家・春風亭一之輔さんがパーソナリティを務めるニッポン放送の番組を記者として取材した---
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8月4日、日芸の後輩である私たちインターンが、先輩の落語家・春風亭一之輔さんがパーソナリティを務める『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』(ニッポン放送・毎週金曜8時~)の生放送のスタジオ取材を行い、猛暑日の様子を伝える屋外中継にも同行しました。
番組開始の8時時点でニッポン放送の屋上温度計はすでに33℃を示しており、猛暑日になる予報でした。そんななか、この暑さを伝えるために局舎のベランダからの中継をすることに決定。では、そのレポーターは一之輔さんなのか、番組アシスタントのニッポン放送・増山さやかアナウンサーなのか……“じゃんけん”で決めることになりましたが、結果は一之輔さんの負けでベランダ中継決定。中継を放送中の“じゃんけん“で決めることに驚きつつ、インターン生の私たちも、2人のうちどちらが同行するか決めるために”じゃんけん“をしたのでした。
スタジオの窓へ差し込む日差しはますます強まり、11時前のベランダの温度計は悲鳴をあげる程。先ほどの“じゃんけん“に勝った私は、ポケットラジオにイヤホンを装着しただけの一之輔さんを追ってベランダへ。
増山:じゃんけんで負けた一之輔さん、どちらでしょう?
一之輔:私は5階のベランダにきていますよ。今、スタジオ何度ですか?
増山:屋上の温度計は32.7℃。
一之輔:今ここは、温度計によると48.8℃ですね。
増山:しばらく置いている温度計ではあるものの(笑)……。
一之輔:とにかく熱い。風がほとんどないですね。表歩いている人も、日傘さしたほうがいいんじゃないかな。人通りが少ない。(ここから見える日比谷)公園のほうにも人はいないです。
そして、窓から屋内の社員を覗くなど、ベランダという何もない空間でもそこでしか作れない笑いを作り、どんな場所をもステージにしていく姿が心に残っています。
一之輔さんは中継を終え、ジリジリと焼き付けるような暑さのベランダを出ると、颯爽と階段を降りていき、スタジオへ向かいます。そのスタジオの様子で印象的だったのは、大きく腕を上げるリアクションやまたたく間に変わる表情。リスナーとともに楽しむパーソナリティの姿勢が、声に勢いやぬくもりが感じられる理由なのかもしれません。
番組情報
金曜日の「あなたとハッピー!」は落語家の春風亭一之輔が担当!日本一の高座数/年間900席以上をこなしていながら、「最もチケットの取れない噺家」のひとりとされる春風亭一之輔が週末の朝、有楽町の高座に上がります!公式ハッシュタグは #一之輔ハッピー です!