通称「リーゼント刑事」でおなじみの元徳島県警警部で犯罪評論家の秋山博康氏が9月19日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。指名手配容疑者を見つけ出す「見当たり捜査」について、「刑事は指名手配犯の目と耳を覚える」と解説した。
大分県別府市で昨年6月、大学生2人が死傷したひき逃げ事件で、警察庁は逃走中の八田與一容疑者を重要指名手配に指定した。道路交通法違反では全国初のケース。八田容疑者は停車中のバイク2台に軽乗用車で追突し、大学生2人を死傷させ、現場から逃走した疑いが持たれている。
秋山)捜査法の1つに「見当たり捜査」というものがあります。これは、指名手配写真を手がかりにして、捜査員が街中を歩きながら容疑者を見つけ出す捜査法です。捜査員は1人で約100人の指名手配容疑者の顔を覚えます。
特に人の顔は、目と耳の2カ所に特徴があります。中でも耳は「耳紋(じもん)」といって、指紋のように1人1人異なります。また目についても、瞳孔の間隔や瞳などの特徴を記憶します。このため、指名手配容疑者が変装しても、見破ることができるんです。
番組情報
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[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)