格闘家・冨澤大智、プロ野球選手を目指した高校時代に学んだ人生訓とは

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1分・1ラウンドで勝敗が決まる全く新しい格闘技大会「BreakingDown」に関する様々な話題をお届けする「BreakingDown RADIO」(ニッポン放送・毎週日曜25時~25時30分)。この番組の最終回となった9月24日(日)の放送では、先週に引き続きBreakingDownで人気の格闘家、冨澤大智選手が登場。高校生まではプロ野球選手を目指した過去と、ケガによって競技人生を断念したのちに得た、現在に通ずる人生訓が語られた。

格闘家・冨澤大智、プロ野球選手を目指した高校時代に学んだ人生訓とは

荘口:(少年の頃)将来の夢は格闘家…では無かった?

冨澤:格闘には興味があったんですが、当時はプロ野球選手を目指していました。イチロー選手に憧れて、ルーチンも取り入れてました。

荘口:栃木出身ということですが、高校はどこだったんですか?

冨澤:文星芸大付属高校です。今年、甲子園に出ましたね。僕が入学する前まではこの母校が栃木県で一番強いと言われていたんですが、入学した頃からは、作新学院高校に変わりました。僕のポジションはピッチャーで、野球特待生として入学したんですが、部のテストで当時のレギュラー9人を相手に、ヒットは1本しか出さず、三振を5個ぐらい取りました。

荘口:すごいですね、まるで漫画「MAJOR」を読んでいるかのような…

冨澤:部では(その漫画の主人公になぞらえて)「吾郎」と呼ばれていました。左投げでしたし。

荘口:じゃあ、漫画のようにエースになっていくという?

冨澤:そうなんですけど、吾郎のように「ケガ」もめっちゃ多いタイプだったんですよ。中学の時からずっと投げ続けたことで、高校1年生の間に故障してしまって。それで練習に出なくなりました、(中略)当時、ケガに対する意識が低かった。現在では(社会的に)リテラシーが上がってきていますよね。

荘口:肩は消耗品だよ、というね。

冨澤:この経験は今、格闘技にも生きています。そもそもケガの多い格闘技ですが、僕は練習でケガするのはナンセンスだと思い、自分が調子悪いと感じたときはスパーリングもしないし、日常生活では昔好きだったスキーにも行かなくなりました。高校野球で失敗したから、反省できました…一方で、今思うと当時の夢は「あきらめなければ、叶っていたのでは」とも思っています。

荘口:え?ピッチャーとしてはもう無理だと…

冨澤:僕、バッターとしても優秀だったんですよね(笑)

荘口:(笑)ポテンシャルは色々ある、と。

冨澤:やっぱり一番よくなかったのは「あきらめた」ということですね。がんばっていれば、チャンスはあったかもしれない。だから格闘技でも絶対にあきらめないようにしています。

今回のトークは、radiko タイムフリーにて10月1日(日)まで配信中。
また、「社会に出た後に、心身ともにどん底を味わった自分を支えてくれた人たちと、その献身的な行動について」深いエピソードが披露されたが、これは番組ホームページにて「BreakingDown RADIO PODCAST」としてアーカイブ聴取できる。
さらに、「BreakingDown」大会に関する情報は、大会公式ホームページやSNSアカウントで随時発信中である。

番組情報

BreakingDown RADIO

毎週日曜 深夜 1:00 - 1:30

番組HP

今もっともバズっているエンターテインメントのひとつ、1分で最強・最高を決める格闘技「BreakingDown」(打ち砕く、の意)の話題や人気選手の談話などを紹介しながら「古い自分を砕いて、苦慮しながらも新しい自分を創造していく」人々にスポットライトを当てて、その活動や人生を紹介していく。「BreakingDown とは、人間讃歌である」という精神にのっとり、随時ゲストをお迎えしつつ、フリーアナウンサー・荘口彰久氏とともに、人間の生き様・前へ進む力を語り合う30分!

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