10月1日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、原作・日向夏、作画・倉田三ノ路、キャラクター原案・しのとうこによる作品『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』をピックアップ。ハーレムを作っていた昔の中国の皇帝が住まう後宮に、有能な薬屋の少女・猫猫(マオマオ)が連れられてくるところから始まる、架空の中国の物語となっている。
今回は吉田が、バーチャルライバーのレオス・ヴィンセントをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「本格“毒物”ミステリー」。
薬屋は薬だけでなく、毒物にも詳しいんですよ。で、ハーレムじゃないですか。そうするとお妃様たちは、自分が皇帝と子供を作ることによって、地位がどんどん上がっていくのね?ほかの人からすると、そうなられては困るので、ほかのお妃を毒殺しようとするの。そういう陰謀が渦巻いている世界なのよ。そこに、薬屋の少女・猫猫がいることによって、「これは毒に見えないけど、実は毒だよ」っていうのを見抜いていくんですよ。物語はファンタジーなんだけど、毒は、今、我々の身の回りで本当にあるものだったりするんですよ。そういうのを全部説明していってくれる、本格毒物ミステリーなんですよ。
レオス:なるほどね……!
吉田:おすすめポイントその2は「オリジナリティのあるバディ」。
探偵ものって、シャーロック・ホームズがいてワトソンがいて……みたいなのが定番じゃないですか。今回のバディは、まず1人目が、薬屋の少女・猫猫なんですね。女の子キャラクターだと、普通は愛想が良かったりするんですけど……。でも、基本的に愛想が良くないです。で、もう1人出てくるのが、宦官の超絶美青年なんですよ。この2人が中心となって、展開していくんです。宦官の超絶美青年の方も、めちゃめちゃ秘密のある感じなんですよ。謎を持っている人たちで謎を解いていくっていう、この2人の組み合わせがなかなかないんですよね。
レオス:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその3は「コミカライズが2作品同時続行中」。
私が紹介しているのは、『サンデーGX』で連載している『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』なんですけど。実は、『月刊ビッグガンガン』というほかの雑誌でも『薬屋のひとりごと』を連載しています。同じ小説から。原作の日向夏さんとイラストを描いていたキャラクター原案のしのとうこさんの作品が面白すぎるので、コミカライズをやりたいっていう人が2ついたんですよ。『サンデーGX』で連載している方は、倉田三ノ路さんという方がイラスト描いてるんですけど、これがキレイなの。こっちは推理色が強めなので、『~猫猫の後宮謎解き手帳~』って付いてるんだけど、両方を見比べると二度オイシイ。
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は最新17巻が発売中で、最新話は『ゲッサン』で楽しめる。また、10月21日(土)よりアニメ版もスタート。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!