衆院解散の見通し 「あるとすれば年内か」田﨑史郎氏が解説
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政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が10月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。衆院解散の見通しについて、「あるとすれば年内だろう」と解説した。
岸田文雄首相は17日、経済対策について自民、公明の両党からの提言を受けた。提言には、所得税減税については盛り込まれていなかった。岸田首相は「物価高に苦しんでいる国民を支援することとともに、新しい経済ステージへのチャンスをつかみ取る、大胆な取り組みに踏み込みたいと思っている」と述べた。23日に行う所信表明演説の中で、どのような形で減税について言及するかに注目が集まっている。
田﨑)解散総選挙があるとしたら、12月1日解散、5日公示、17日投票だとみています。年内解散があるとしたら、この日程でしょう。岸田首相は補正予算を成立させることを言明しています。補正予算の成立日を当てはめていくと、11月30日にしか成立しないんです。そこから計算すると、この日程になります。
ちなみに、1週間遅らせると12月24日投票の可能性もあるのですが、この日程だと特別国会を召集できません。特別国会の召集までには10日間かかり、新年をまたいで新首相を選ぶ形になってしまいます。それを避けるには、1週間前の17日だろうとみています。
岸田首相の周辺者にあたると、「岸田首相は12月解散の可能性を捨てきっていない」と言っています。12月1日は前回衆院選から2年過ぎているタイミングですから、4割の確率で(年内解散の)可能性があると思わなければいけないと思います。
ただし、日程的にはかなりきついですから、果たして(年内解散を)できるかなとも若干は思います。できるような政治日程の進め方をしているかというと、そこまではいっていない感じがします。
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[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)