日本国際ボランティアセンター(JVC)東京事務所広報担当、並木麻衣氏が11月14日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。イスラエルとの激しい戦闘が続くパレスチナ自治区ガザに駐在経験のあるボランティアスタッフの1人として、「ガザ地区の友人は毎日、食べるものを探して何とか生き延びている。起きている現実を認識してほしい」と、現地の状況を生々しく語った。
日本政府は10月24日、パレスチナ自治区ガザへの人道支援として総額1000万ドル(約15億円)の緊急無償資金協力を決めた。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘で人道状況が悪化していることを踏まえ、国連パレスチナ難民救済事業機関と赤十字国際委員会を通じ、ガザの住民に食料や飲料水医療などの支援を行う。
並木)ガザ地区にいる私の友人の子供たちも既に1週間、食べるパンがない状態です。それでも毎日、食べるものを探して何とか生き延びています。また、ガザ地区の南部で暮らす友人も、家の中にいると爆撃に巻き込まれてしまう恐れがあるため、子供4人を抱えながら道端で毎日、何時間も過ごしています。こうした現状をもっと知っていただきたいし、起きている現実を認識していただきたいです。
一方、イスラエルでもロケット弾が落ちてきて不安だという声を聞いています。こちらも止めなければいけません。とにかく双方に武力攻撃を止めて話し合ってもらい、その後のことは国連の調査団を入れるなど、さまざまな手法で解決していくことが必要です。こうした方向性に動かせるよう、声をあげていただきたいです。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)