キャスターの辛坊治郎が12月7日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。外務省が出す渡航に関する危険情報を巡り、「中国全土に出ていないのは政治的な配慮だ」と指摘した。
辛坊)私は東南アジアの国へよく行きます。その東南アジアの国のほとんどは、外務省が出す渡航に関する危険情報は「レベル1(十分注意してください)」です。危険レベルは全4段階あり、「レベル2」は「不要不急の渡航は止めてください」、「レベル3」は「渡航は止めてください」、そして「レベル4」は「避難してください。渡航は止めてください」という退避勧告となっています。
ところが、中国には新疆ウイグル、チベットの両自治区に「レベル1」を出しているほかには危険情報を出していません。中国全土に危険情報が出ていないことに、私は釈然としません。アメリカは中国への渡航に関して、確か「レベル3」に指定していたと思います。中国国内で日本人が相次いで拘束される事案が報道されているにもかかわらず、外務省が何の注意喚起もしないというのは、政治的な配慮が働いているとしか考えられません。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)