『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

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公益財団法人・アパ日本再興財団は、12 月 8 日(金)、東京・明治記念館にて、『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』の受賞発表会を開催した。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

東京・明治記念館にて開催された受賞発表会

同財団は、ロシアによるウクライナ侵略に加え中東においても再び戦争が始まるなど、国際情勢に緊迫度が増している昨今において、「我が国・日本が国を守るためには、真の独立国家とならなければならない」と主張。そのためにまず、日本人が歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが必要不可欠だと考え、『アパ日本再興大賞』や『「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』の表彰を通じて、“誇れる国、日本”の再興を目指してきた。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

公益財団法人・アパ日本再興財団 代表理事 元谷外志雄氏

受賞発表会では、最初に主催者挨拶として、公益財団法人・アパ日本再興財団 代表理事の元谷外志雄氏が登壇。元谷氏は、「ホテル事業だけではなく、この国を良くしたいという思いから、言論活動をおこなってきました」と趣旨について説明。“二兎追う者は二兎とも得る”という自身の考えに基づき「事業活動と言論活動は、車の両輪のようなもの」と両立していきたい旨を明かし、「多くの方に受賞作品を読んでいただき、真実を知るきっかけとしていただきたい」と熱を込めて語った。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

『第6回 アパ日本再興大賞』を受賞した、ジャーナリスト・井上和彦氏

その後は、受賞記念特別講演がおこなわれ、各受賞者がそれぞれ登壇。『歪められた真実 昭和の大戦 大東亜戦争』で『第6回 アパ日本再興大賞』を受賞した、ジャーナリスト・井上和彦氏は、今回の受賞に対し、「日本の将来のために戦ってくださった先人の方々が本当の受賞者である」と敬った。

数多くの戦争経験者にインタビューをしてきたという井上氏は、「今の日本は、偏向報道・教育によって、自虐史観と呼ばれる“不治の病”に冒されている」と指摘。大東亜戦争において「日本が負ける戦争をした」と誤認されることについて、当時の指揮官たちが語った“真実”を力説し、「戦前を否定し貶めるような言論が、良識派であるかのように捉えられている」と現状を問題視した。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

“真実”を知ることの重要性を伝える井上氏

さらに井上氏は、大東亜戦争の中で批判の対象となっている物事について、インタビューを通じて知った現場の様子を改めて説明。正確な情報を知らない日本人に対して、「愛国心を持って勇敢に戦った当時の日本人の評価されるべき点が、正しく伝えられることなく抜け落ちている」として、“真実”を知ることの重要性を訴えた。

そして、「大東亜戦争の意味を正しく理解し、命を賭して戦ってくれる人たちへ感謝・顕彰すること。これが安全保障の基盤である」と熱弁。最後に、自身のこれからの意気込みとして、「日本の名誉のため、先人の顕彰のために、発信し続けてまいります。そのことが日本再興の第1歩となるのではないでしょうか」と伝えた。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』を受賞した、一般財団法人日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭氏

続いて、『ウクライナ戦争後の世界と日本の針路 ―多極化時代の一極として日本はいかなる価値を持つのか?―』で『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』を受賞した、一般財団法人日本安全保障フォーラム会長・矢野義昭氏が登壇した。

長年自衛官として務めてきたという矢野氏は、日本の国防意識の低さを指摘し、「いざとなったら自衛隊がなんとかしてくれるというのは、完全に間違い」と断言。「国民の生命・財産を守るのは警察であり、軍の仕事とは国家を守ること。その主体は国民自身で、国民が立ち上がらなければ自衛戦闘すらできない」と事実を伝えた。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

日本の国柄を再認識し世界へ発信することが大事だと語る矢野氏

周辺国の力が脅威となっている昨今、「国民が立ち上がらずして、どうしてこの国を守れるのか」と矢野氏は語る。13,000年以上続いた縄文時代を戦争なく生きてきた日本の国柄を、今こそ世界へ発信すべきだと訴え、「共存と調和の歴史に基づく生き方や価値観を伝えることが大事」と主張した。

「日本が自分たちの誇るべき歴史を再認識し、世界に訴えれば、必ずやそれが受け入れられる」「世界の平和と安定に貢献できると確信している」と願いを込めて語った矢野氏。「日本人が、自分たちの国の歴史・文化の価値に気がつくことで、この国を守りたいと思える人が増える」と話し、国民が再び立ち上がることへ期待を寄せた。

『第6回 アパ日本再興大賞』『第16回「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』が発表 「歴史の真実を知り、祖国に誇りを持つことが大切」

大賞受賞者両名の受賞記念特別講演に聞き入る会場の様子

『アパ日本再興大賞』と『「真の近現代史観」懸賞論文 最優秀藤誠志賞』を通じ、今の日本にとって大切なことを訴えかけたアパ日本再興財団。両表彰制度を通じて、日本が真の独立国家として毅然とした態度で国際社会をリードできるよう、今後も言論活動に力を入れていく構えだ。

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