小沢道成×一色洋平の新作二人芝居『漸近線、重なれ』の上演が決定した。俳優である一色洋平と小沢道成が8年ぶりにタッグを組んで贈る新作公演で、須貝英、オレノグラフィティなど今や第一線で活躍するクリエイター陣と共に創作する。4月1日(月)から7日(日)まで新宿シアタートップスにて上演される。
一色洋平×小沢道成『漸近線、重なれ』presented by EPOCH MAN
舞台『鋼の錬金術師』では主演のエドワード・エルリック役を務め、IMM THEATERこけら落とし公演『斑鳩の王子 -戯史 聖徳太子伝-』など話題の舞台への出演が続く一色洋平と、THE RAMPAGEの陣による一人芝居『Slip Skid』やEPOCH MAN『我ら宇宙の塵』など劇作家・演出家としての活躍もめざましい小沢道成が『谺は決して吼えない』(’14)『巣穴で祈る遭難者』(’16)以来、8年ぶりにタッグを組む。
脚本は、新国立劇場『私の一ヶ月』や『デカローグ Ⅰ~Ⅹ』など劇作家として注目を集める須貝英。音楽は、ミュージカル『刀剣乱舞』歌合 乱舞狂乱 2019、陣 一人芝居『Slip Skid』など数々の舞台の楽曲提供を手がけるオレノグラフィティ。第一弾から共に作り上げてきたメンバーが再集結し、新たに届ける第三弾は、移ろいゆく築古のアパートを舞台にした物語。遊び心溢れる美術と演出で、人々が「人生の一時」をその場所に折り重ねていく様を、鮮やかに描き出す。
築古のアパートに訪れる、“様々な4月”の物語
漸近線(ぜんきんせん)は数学用語で、グラフ上に曲線があった時、その曲線と限りなく距離が近づくが、決して交わらない直線のこと。
本作では、住人たちが時と共に入れ替わっていくアパートを舞台に、毎年訪れる4月を数年に渡って描く。人々は何を機にそこで暮らし、離れ、そして離れた後そこには何が蓄積されていくのか。年月を積み重ねるからこそ獲得できるもの・失うものたちを、温かみとエンターテインメント性を共存させる演出、そして小劇場空間にしてダイナミックな舞台美術で魅了する。重なりそうで重ならない、主人公をとりまく人生の物語。新生活がはじまる4月にぴったりの作品だ。
最速先行チケット即売会&トークイベント、ワークインプログレス開催!
近年では大きな舞台に立つことが多くなった2人だが、今回の企画のコンセプトのひとつとして、人の体温を感じられる小空間で満足度の高い作品づくりを行うことを掲げている。コロナ禍で失った、ふれあい、対話する機会を取り戻すために、最速先行チケットの即売会や一夜限りのトークイベント、そしてワークインプログレスとして稽古場公開なども行われる。(ワークインプログレスの詳細は後日HPにて発表。)
これまでの二人芝居では、演出と美術を2人で担ったり、公演ごとに役を交換し演じたりと、遊び心を持ちながらも演劇の可能性に挑戦し続けてきたが、本作でも新宿シアタートップスを新たなアプローチで演出しつくし、味わい深い劇場空間として届ける。
あらすじ
手紙を書いた。
返るか分からぬ返事を待った。
君との思い出を日常に重ねた。
君の窓の内側の日々が、祝福に満ちていることを願った。
近づけば近づくほど重ならない。
近づいても近づいても交わらない。
でも限りなく近くにいる君に、
線上の君に、いつか必ず会いに行く。
だから、漸近線、重なれ。
<公演情報>
一色洋平×小沢道成
『漸近線、重なれ』
presented by EPOCH MAN
出演:一色洋平 小沢道成
演出・美術:小沢道成 一色洋平
脚本:須貝英
音楽:オレノグラフィティ
公演期間:2024年4月1日(月)~4月7日(日)
会場:新宿シアタートップス
チケット一般発売:2024年2月17日(土)12:00~
チケット取扱い:ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、カンフェティ
後援:ニッポン放送
主催:EPOCH MAN