キャスターの辛坊治郎が1月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。日本共産党が同日、党大会で歴代最長の23年にわたり在任した志位和夫委員長の退任と、後任に田村智子政策委員長を充てる人事を決めたことを巡り、「支持層が高齢化する中、新トップに女性をもってくるあたりは今風だが、不破哲三氏と同様に志位氏が委員長を辞めて議長に就くという変わらない一面もある」と解説した。
日本共産党は18日、志位和夫委員長が退任し、後任に参院議員の田村智子政策委員長が就く人事を承認した。委員長交代は2000年11月以来、23年ぶりで、田村氏は日本共産党初の女性党首となる。また、志位氏は2006年に不破哲三前議長が退任して以降、空席だった議長に就任する。
辛坊)日本共産党の支持層は明らかに高齢化しています。さまざまな政党が東京・銀座の界隈でマイクを手に演説したり、ビラを配ったりしているのをよく見かけますが、共産党の支持層が高齢化していることを肌で感じます。
支持層が高齢化し、新しい支持層を取り込みたいのでしょう。また、今の時代に民主集中制はいかがなものかというムードがあるのかもしれません。その意味では、今回のトップ交代は必然だったといえます。新トップに女性をもってくるあたり、今風ですよね。
一方で、「共産党はやはり変わらないなあ」と感じた一面もあります。かつて委員長を務めた不破哲三氏がその後、議長に就いたのと同様に、志位和夫氏も委員長を辞めて議長になります。ちなみに、不破氏は党運営の決定権を持つ中央委員に就かず、第一線から退いて「名誉役員」となるそうです。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)