レスリング・小川凜佳 吉田沙保里を目指して
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9月16日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは小川凜佳。
2006年生まれ。兄の影響で3歳からレスリングを始める。小学生の時に全国少年少女選抜レスリング選手権4連覇を果たし、去年17歳以下の世界選手権で優勝。今年に入ってからも、20歳以下が対象のジュニアクイーンズカップ準優勝、8月にはインターハイで優勝するなどすばらしい成績を残している。現在、岐阜県の中京高校に通い、日々練習に励んでいる。
さらに今回もスポーツライターの布施鋼治が出演。
得意分野は格闘技で、アマチュアレスリング、ムエタイ、MMA等に造詣が深く、「Number」では長年にわたり多くの記事を掲載。先月開催されたパリ五輪でもレスリングの取材を行ってきた。
荘口:新聞で読んだんですけど、もともと三重県のお生まれですよね?小川選手は今岐阜県の中京高校に通っていらっしゃいますが、お母さんはそのためにわざわざ移ってきたのでしょう?
小川:そうですね。家族全員が三重県出身です。母はもともと三重県で教師をしていて、自分のレスリングのために岐阜県の採用試験を受けて、来てくれることになりました。
荘口:布施さん。やはり一流選手には今回の五輪もそうでしたけど、家族のバックアップって大事ですね?
布施:家族のサポートがないとやっぱり強くなれないですね。
小川:一番近くで応援してくれるのは心強いなあって、思います。
荘口:辞めたい、って思ったことはあります?
小川:けっこう、何回もあります。
布施:そういう時、どうやって翌日の練習に行くようにするんですか?
小川:辞めたいって思った時期の練習はうまく行かないことが多かったりしたんですけど、落ち込んだ時は五輪選手の試合などを見るようにして、自分もこうなりたい、って思えるように気持ちを立て直して、次の練習に励みました。
布施:五輪の選手と練習したことはありますか?
小川:桜井つぐみさん(パリ五輪女子57kg級金メダリスト)や元木咲良さん(パリ五輪女子62kg級金メダリスト)と一緒に何度か練習したことがあります。
布施:どうです?五輪の金メダリストの力というのは。
小川:自分とは程遠い存在に思えるような力の強さとテクニックを持っていらっしゃいました。いつか追いつけるようになりたいと思っています。
荘口:小川選手。これから5年くらいの目標は?
小川:4年後にロサンゼルス五輪が開催されるので、そこに自分が50kg級の代表として出られるように頑張っていきたいです。
荘口:将来的に、どういうアスリートになりたいと思っていますか?
小川:今、レスリングはマイナーな競技だと思うんですけど、メジャーな競技にしていって、レスリングを通して体を動かす楽しさを知ってもらえるようなアスリートになりたいです。吉田沙保里選手とかを見て、私もああなりたいと思えるようになったので、自分はそういう沙保里選手のようなアスリートになって、子どもたちを引っ張っていけるような存在になりたいです。
布施:いやあすばらしい心がけですね。2年後からロサンゼルス五輪への代表争いが始まります。そこで勝ち抜く自信はありますか?
小川:今高校3年生ですが年齢はあまり関係ないので。まだトップレベルの選手と差があると思うので、その差を2年でどれだけ縮められるかがカギになるので、これから重点的にそこを頑張っていきたいです。