ニッポン放送の箱崎みどりアナウンサーが、先日開催された「JCLP脱炭素ソリューションピッチ」で、自身がパーソナリティを務める、地球温暖化の解決へ向けた情報番組「いま、地球がアツい!」(ニッポン放送 毎週日曜20時30分~)について披露し「審査員特別賞」を受賞した。

箱崎みどりアナウンサー
今夏も続いた異常な猛暑、日本のみならず世界各地で発生した山火事、農作物の不作や価格高騰など、地球温暖化の影響が指摘される社会課題は、いまや待ったなしの深刻な状況にある。
「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」は、持続可能な脱炭素社会の実現には産業界が健全な危機感を持ち、積極的な行動を開始すべきであるという認識の下に2009年に発足した、237社が加盟する日本独自の企業グループ。ニッポン放送は、今年4月、テレビ・ラジオの放送局としては初めて、賛助会員としてJCLPに加盟した。
これまで任意団体として活動していたJCLPは、今年7月に一般社団法人としての運営がスタート。新たなステージに立ち、環境政策に関する政府への様々な提言をはじめ、これまで以上にビジネスを通じた課題解決にも重点を置いた活動を進めている。

箱崎みどりアナウンサー
こうした中で、会員企業が有する実践的なソリューションを共有し、多くの企業が抱える課題の解決を目指すために、「JCLP脱炭素ソリューションピッチ」が開催された。厳選された会員企業10社から、エネルギー、モビリティ、サプライチェーンなど、様々な事例が紹介され、課題解決策の発表が行われた。
この中で箱崎みどりアナウンサーは、約500名のビジネスパーソンを前に、自身がパーソナリティを務める、地球温暖化の解決へ向けた情報番組「いま、地球がアツい!」(ニッポン放送 毎週日曜20時30分~)を紹介した。

箱崎みどりアナウンサー
身近なテーマを扱うことで気候変動や地球温暖化の現状を堅苦しくなく伝える番組のコンセプトや、言葉がダイレクトに伝わるラジオの特性を紹介した箱崎アナウンサー。社会の意識変革へ繋げるため、地球温暖化の問題をリスナーに「自分ごと」として考えてもらう重要性を説いた。
今回初の試みとして開かれた「脱炭素ソリューションピッチ」。JCLP理事らによる厳正なる審査の結果、ニッポン放送・箱崎みどりアナウンサーのピッチ(発表)は、「審査員特別賞」を受賞した。なお、この模様は、新年1月1日(木)15時00分~「いま、地球がアツい!新春スペシャル」で放送される。

「審査員特別賞」を受賞した様子
かくいう筆者の故郷・長崎県五島市(五島列島福江島)では、JCLP正会員の戸田建設が中心となって建設・運営を進めてきた“国内初の浮体式洋上風力発電事業”「五島洋上ウインドファーム」が、いよいよ2026年1月に稼働を開始する。これにより、五島市全体の再生可能エネルギー自給率は80%に達する見込みで、脱炭素の先行自治体として大いに注目されている。地元住民にしてみれば、脱炭素の電気が地産地消となり、まさに身近な「自分ごと」として享受できる日が近づいている。
ニッポン放送では、今後もJCLPの加盟社とも連携しながら、地球温暖化について向き合い、このような脱炭素社会の実現を目指す活動を伝えていく。
文・報道スポーツコンテンツセンター・アナウンサー洗川雄司





