知ってる?北九州市の郷土料理 「ぬか炊き」 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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“糠を使ったお料理”、それは『ぬかみそ炊き』です。
『ぬか炊き』とも言います。福岡県北九州市の郷土料理です。
基本的な材料はイワシです。イワシをさばいた後、お醤油やミリン、お砂糖などを加えて煮ます。
ある程度火が通ったら『糠床』を入れて、トロ火でさらにコトコトと煮込む、“炊いて”いきます。
こうすることで、青魚特有の臭みが抜けて、その代わりに『糠床』の旨味が染み込んでいきます。
イワシの他に、サバを使うこともあるそうです。

この『ぬかみそ炊き・ぬか炊き』ですが、美味しさを左右するのは何と言っても『糠床』です。
我が子のように大切に育てられた『糠床』があって、美味しい『ぬかみそ炊き・ぬか炊き』が出来るそうです。

元々、北九州は『ぬかみそ炊き・ぬか炊き』はモチロンですが、『ぬか漬け』が古くから根付いているそうです。
その理由には諸説あるそうですが、有名なのはこの辺りが豊前小倉藩と呼ばれていた頃、小倉城の藩主・小笠原忠真公が『糠漬け』を好んでいたから・・だそうです。
忠真公は信濃松本藩(現在の長野県松本地方)で藩主をされていた頃、その時に『糠漬け』と出会って、それ以来、好んで頂くようになった・・と言われています。
その後、豊前小倉藩に来られる時には『糠床』を持ち込んだそうで、それが庶民にも広まったそうです。

<杏樹さんの感想>

私は糠漬けと聞くと、実家の懐かしい気分になります。
自分でも糠漬けをやっていて、今はオクラや枝豆、アスパラガスを漬けています。この中でオススメは枝豆です。
意外!と思われるかも知れませんが、美味しいですよ(笑)

そして今回残念だったのが『ぬか炊き』の存在を知らなかったことです。
つい最近も、北九州に行く機会があったのに・・(涙)
以前、卵料理がテーマだった時も、静岡県袋井市に何度も行く機会があったのに、郷土料理の『たまごふわふわ』のことを知らなくて、食べられなかったんです。
私の場合、郷土料理とはどうもタイミングが合わないみたいです(涙)
次回、北九州に行く機会があったら、ぜひ『ぬか炊き』を頂きたいと思います。

(2016/7/22放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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