野村弘樹さんに聴くクライマックスシリーズファーストステージの見所と展望  【ひでたけのやじうま好奇心】

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さ、10月8日からは、セ・パ両リーグで、シーズン2位と3位のチームによるクライマックスシリーズファーストステージが始まります。
セ・リーグは2位の巨人と3位のDeNAが対戦。そして、パ・リーグは2位のソフトバンクと短期決戦には滅法強い千葉ロッテが対戦します。

では、どんな戦いになるのか?
現役時代は巨人キラーとして活躍した元ベイスターズのエース、現在はニッポン放送ショウアップナイターの解説者をされている野村弘樹(のむら・ひろき)さんにお話をうかがいます。

まず、セ・リーグ。
2位の巨人と3位のDeNA。監督を比べてね、41歳の高橋由伸さんと、42歳ラミレスさん。
歳が近いんですが、意外だったのはラミレス監督。前の監督の中畑さんのようにパフォーマンスをすると思いきや、陰に徹しましたね。

アレックス・ラミレス監督,高橋由伸監督

巨人那覇キャンプオープン戦巨人対DeNAでのアレックス・ラミレス監督(左)と巨人・高橋由伸監督(右) 写真:産経新聞社

野村)去年の秋に取材した時から、そういったパフォーマンスは封印していきたいと話していました。現役時代は「ラミちゃんペッ!」とか、やっていたんですけど、今はそんな雰囲気はありません。
ただ、常にポジティブ。選手が悪くても、信用して使うので、選手も「頑張ろう」と思い、盛り返す事が出来たんだと思います。

一方、高橋由伸は無愛想すぎませんか?

野村)表向きは無愛想に見えますが、選手一人一人の性格や、やってきている事を冷静に見ていると思います。

采配で試合が大きく動きそうですが、ポイントは?

野村)巨人の澤村投手、DeNAの山崎投手。抑えが両方とも不安。8回と9階が勝負。
ただ、沢村投手はセーブ王も獲っていますし、頑張って来ているんで、そこはブレないで、シーズン通りの起用法で行って欲しい。

菅野投手が体調を崩していますが、ペナントレースと違うものですか?

野村)僕の場合はクライマックスシリーズではなく、日本シリーズですが、98年当時は38年ぶりの日本一がかかっていましたので、第1戦の試合前にプレッシャーのあまり、トイレにしゃがんで、悩んでいました。初回に3点取られたら、帰れないなと。

野村さんはバッティングも良かったので、打てばいいやくらいの気構えでいたかと思っていました。

野村)ツーベースは2本打ちましたけどね(笑)。ただ、球場が揺れるほどの盛り上がりと緊張感でした。

筒香は打ちますかね。

野村)かなりマークされるので、キーになるのは、その前後ですかね。

パ・リーグは?2位になっちゃったソフトバンクはどうですかね?千葉ロッテはクライマックスシリーズ強いですよね。

野村)千葉ロッテはクライマックスシリーズのファーストステージで非常に強いので、ソフトバンクも日本ハムも警戒していると思います。不気味な存在です。

では、ファーストステージ。どちらが勝ち上がりますか?

野村)OBとしてはDeNAを応援したいが、五分五分。ロッテの勢いと王者の意地。個人的にはソフトバンクに勝ち上がってもらって、日本ハムとの試合が観たいです。

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10月7日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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