劣等感が人をつくる 石ノ森章太郎【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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石ノ森章太郎さんは『サイボーグ009』や『仮面ライダー』など数々の名作を残され、1998年に60歳で人生の幕を閉じられました。
そんな石ノ森章太郎さんの言葉。

石ノ森章太郎

石ノ森章太郎/漫画家 写真提供:産経新聞社

『劣等感が人をつくる。“劣等感に押しつぶされまい!”という頑張りが、その人の成長に繋がる。同じく“劣等感”の皆無な人間など、あるはずがないが、もしあったとしたら、味気ない人間に違いない』

生前、石ノ森さんも劣等感を抱えられていて、そんな“劣等感”を表現した作品の1つが、『がんばれ!ロボコン』でした。主人公の『ロボコン』は、落ちこぼれのドジなロボットです。そんな『ロボコン』が、Aクラスの立派なロボットになるために奮闘するという、成長を描いたストーリーです。

そんな『ロボコン』の生みの親でもある、石ノ森章太郎さんの言葉。

『壁を越えるのはちょっと苦しいけれど、越えればそこには、必ず新しい世界がある。それを見られるだけでも楽しいじゃないか。
人生は木のようなもので、まっすぐに伸びた幹だけの木よりも、枝があちこちに伸びている木のほうが面白い。
まっすぐな幹だけをスルスルと昇っていくより、枝々をいろいろな方向に伸ばしたほうが、いろいろな方向が見渡せて、人生が何倍も楽しめるぞ』

■杏樹さんの感想 

金曜日にお話に出た『ロボコン』ですが、最後は“子供たちの遊び場”をたった1人で作って“生きる勇気”を与えたことが評価されて、立派なAクラスのロボットになることが出来たそうです。
劣等感があるからこそ、逆に人は成長出来るのだと思います。

今週ご紹介した言葉が、この番組を聴いて下さっている皆さんの心の支えになったり、背中を頂けたら・・と思います。

世の中には素敵な言葉が、まだまだたくさんあります。
また改めてご紹介したいと思います。

(2016/10/21放送分より)

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