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本日は好奇心くすぐる旬の情報をお届けします。
今日は東京港区にあるギャラリー916で開催中の石塚元太郎さんの写真展「Demarcation」のご紹介です。
石塚さんは1977年生まれ。これまでにアフリカ縦断やアジア縦断といった旅の移動を収めた写真集や、氷河やゴールドラッシュ、石油を輸送するためのパイプラインをモチーフにした作品などで知られている写真家です。
今回はそんな石塚さんの集大成ともいえる写真展で、北極圏、アラスカの大地を走る全長1,280キロに及ぶパイプラインを追いかけた写真をメインにアイスランド、オーストラリア、オーストリアで撮影された写真が展示されています。
北極圏と言えば、オーロラ、雪原、氷河などが魅力ですが、ここでの主役は一直線に延びる無機質なパイプライン。そこに人々の暮らしを支える石油が流れていることを思うと写真の味方も変わって来るかもしれません。
<ユイカの感想>
不思議な写真です。素晴らしく美しい自然の中にドラム缶をつなげたようなラインがそこに走っています。
なんでこれを撮ろうと思ったのだろう?
私も写真集をいくつか作って思いましたが、写真の作品を作ることは大変です。1枚の「いいな」という写真のために何枚も撮るわけですし、みんなの準備も時間もかかります。
石塚さんもここに行くまでに大変な時間と労力を使っているので、その思いが素晴らしいなと思いました。
日本でも山奥に電気を送る送電線の鉄塔が並ぶ景色がありますが、ああいうことなのでしょうね。自然の中に無機質なものが、しかもそれが人の生活の役に立っているという。
今日ご紹介した石塚元太郎さんの写真展「Demarcation」は、青山のギャラリー916で3月26日までの開催です。
(2月27日放送分より)
『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
(月)~(金) ニッポン放送15:36~ ABCラジオ14:54~