4/19(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
中国が北朝鮮問題で協力できるのなら南シナ海の件は目をつぶる可能性も
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター渡辺周(元防衛大臣・民進党衆議院議員)
ペンス副大統領「力でしか平和はつくれない」ペンス通訳) 大統領側で、総理に、南のトランプにホワイトハウスで言われたように、我々は100%日本と共にあるというわけです。
高嶋) ペンス副大統領の昨日の発言で「アメリカは100%日本と共にある」と。この間も聞いたなというセリフでした。北朝鮮問題に絞って聞きたいのですが、ずっと挑発を続ける北朝鮮側が25日の軍創建85年に何をやるのかと。何もしないという説もありますけれども。どういうふうに取っていますか?
渡辺) 核実験間近かという報道がずっとされていました。ここでひとつ何かやるのではないかと。ただ4月30日まで米韓で演習をやっております。いつでも実践に転用できる演習ですから、かなりリスクが高い。レッドライン、何をやったらアメリカは手を出すということは言っていませんので、核実験をやっただけでひょっとしたら攻撃される可能性がないわけでもない。普通は慎重に考えますが、そこは米中の首脳が会ったときに、私は習近平という人間に仲裁役をアメリカも期待していると思いますが。金正恩という人間もやばいけど、トランプという大統領も相当やばいと。会談の途中でシリアに攻撃をしましたので、そういうことをやれる人間だと。「力でしか平和はつくれない」と昨日の会談の中で出ましたけど、核実験をやったらのっぴきならないことになるのではないかと。
高嶋) 肝試しはどちらが強いですか? トランプと金正恩。
渡辺) トランプはやってしまうと思います。ただ怖いのは日本や韓国に対して。彼らはやられたら反撃するのは非対称な、毒ガスやマスタードガスなどを使った報復が怖いと思います。
高嶋) 今出た化学兵器みたいなものを弾頭に付けてズドンなんてやられたら、日本だって本当に怖いですからね。
渡辺) 7分で飛んできますので、100%迎撃できるとは言えません。やはり中国に相当なプレッシャーをかけてもらうしかないと。そのとき南シナ海に対して目をつぶると。南シナ海で中国がどんどん基地を作っていますが、オバマ政権では相当問題にしましたけど。もしかしたらトランプさんは目をつぶるから、北朝鮮に対しては協力してくれよということも考えているのではないかなあと。北朝鮮に対してオバマ政権は融和的でした。しかし中国の南シナ海に対しては許さなかった。
高嶋) 中国の方も今までのオバマさんとはだいぶ様子が違うぞという。それは自覚しているでしょうね。
渡辺) 北朝鮮で協力できるのなら、もしかしたら南シナ海でやっていることに目をつぶる可能性はあります。