マイクロビキニからホタテビキニまで【ひでたけのやじうま好奇心】

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マイクロビキニからホタテビキニまで【ひでたけのやじうま好奇心】

今日、7/5はズバリ、「ビキニスタイルの日」。

今からちょうど71年前、1946年(※昭和21年)の今日7/5、フランス人のルイ・レアールというファッション・デザイナーが、それまで誰も見たことがないような、ブラジャーに似たトップスと、短いボトムの組み合わせによる、セパレート型の女性用水着を発表。
当時としてはすこぶる大胆なこの水着の名前が、ズバリ、「ビキニスタイル」だった… ということなんです。

「ビキニ」という名前の由来は、この年、アメリカが核実験を行なった「ビキニ環礁」でした。この水着は、ビキニの核並みに破壊的威力がある… というわけです。

「ビキニスタイルの日」──
山開きも始まり、そろそろ夏本番。
今日はこの「ビキニスタイル」に、とことんこだわってみましょう。

マイクロビキニからホタテビキニまで【ひでたけのやじうま好奇心】
 
■「ビキニスタイル」の歴史

鳴物入りで登場した、この「ビキニスタイル」。せっかく発明されたにもかかわらず、あまりに大胆過ぎるということで、当初は、サッパリ売れなかったのだそうです。アメリカでは、1960年代初頭まで、一般的なビーチでは着用禁止とされていました。

“自由の国”アメリカでさえ使用禁止なのですから、ニッポンにおいては、推して知るべし。「あたくし、ビキニなんて、とても恥ずかしくてムリですわ!」てなことで、本邦でも売れ行きはサッパリ。
さらに、当時の水着の素材というのは、水を含むと重くなってしまい、ダラ~ンと下にズレちゃう!ビキニなんか付けたら、とんでもないことになる… というのも、流行らなかった理由のひとつでした。

ところが… 迎えた1964年(昭和39年)、潮目が一気に変わります。伸び縮みするポリウレタン素材の水着が開発されまして、水を含むと重くなる大問題は、一気に解決!ことここに及びまして、ビキニは、ついにファッションとして受け入れられるようになったんです。
ビキニスタイルの台頭は、くしくもニッポンの高度経済成長と歩みを共にしていた… というわけですね。

その後、70年代まで、ず~っとビキニスタイルの時代は続きますが、バブルに沸いた80年代に入りますと、ちがうスタイルの水着がビーチを席巻することになります。
胸元が大胆なのではなく、腰回りが大胆な、あのスタイル… 覚えてますか?

そう… 「ハイレグ・スタイル」です!

足が長~~く見える、あの「ハイレグ・スタイル」。いかんせん、われわれニッポン人には、背伸びが過ぎたせいでありましょうか。バブルがハジけるとともに、ハイレグも、あえなく絶滅。
90年代半ばくらいから、再びビキニが主流になりまして、いま現在に至るまで、「水着といえばビキニ!」ということになっているんです。

 
■「マイクロビキニ」とは?

さて… つい最近、さらに進化したビキニスタイルが、話題になっていたのをご存じでしょうか?
先月、沖縄でおこなわれた「AKB48選抜総選挙」。去年の44位から一気に20位にジャンプアップした須藤 凜々花さん(20)がステージ上で、とつぜん、禁断の「結婚宣言」を炸裂させまして、賛否両論、大変な話題を呼びましたよね。

ところが… 実は実は、この須藤さん。
総選挙の前に、ある意味「もっと大胆な宣言」をものしていたのですが、コレは意外と知られてない…。選挙の前、彼女はこのような趣旨の「公約」を掲げていたんです。

「もしも1位に選ばれたら… マイクロビキニになります!」

はて… 「マイクロビキニ」とは?
これは、ビキニのさらなる進化形でして、水着の面積がマイクロ、すなわち極小!カラダの最小限のプライベートゾーンだけが「なんとかかんとか」覆われているという、さらに大胆にデザインされた水着のことなんです。

 

この「マイクロビキニ」、露出度でいえば、まさに「究極」に近いシロモノ!
ですから須藤さんを推していたファンの中には、「“りりぽん”のマイクロビキニが拝めるかも!」ってんで、彼女に票を投じたヒトも、いたかもしれない…。
ところが、いざフタをあけてみたら、飛び出したのはマイクロビキニではなく、「結婚宣言」。

この余りの“落差”に、よけい騒ぎが大きくなってしまった… という構図もあったと言われているんです。

 
■今年の「注目度1位のビキニスタイル」は?

そんなわけで、一口にビキニスタイルといっても、いろんな種類があります。
この夏、日本でいちばん注目を集めているビキニとは、なんでしょうか?「マイクロビキニ」を期待していたのですが、違ったようでして…。

つい先ごろ(※先月の6/27)、世界最大級のグローバルファッション検索サイト、「SHOPSTYLE(ショップスタイル)」が発表したトレンド調査によりますと…日本における人気ナンバーワン、最先端のビキニスタイルは、ズバリ!ホタテ貝をモチーフにした、「スカラップ・ビキニ」であることが分かりました。
ちなみに2位は「マルチカラーストライプの水着」、3位は「ワンピースタイプの水着」です。

では…「ホタテ貝のスカラップ・ビキニ」とは、どのような水着なのでしょうか?
ひと昔前、1989年、タレントの武田久美子さんが、白いホタテ貝をカラダに貼り付けた写真集を出しまして、大ヒットしたことがありましたね。

 

この写真集で武田さんは、白いホタテ貝を、胸に2枚、下半身に1枚着用。“貝殻ビキニ”という言葉が大流行したものです。
なんでも、写真撮影の前日、晩ごはんで出たホタテ貝をみたスタッフが、「明日はこのホタテの貝殻でいこう!」と発案。急遽、民芸店でヒモを購入、ホタテの貝殻ビキニをこしらえたのだそうですよ。

あれから、28年。
「今年の夏は、あの伝説のホタテビキニが流行するのか!?」
「ホタテ屋さんは大儲けか!?」
…そう思ったら、ちょっと違いました。

別に、ホンモノのホタテの貝殻を貼り付けるわけではございませんで…「スカラップ・ビキニ」というのは、あくまでデザイン上のものでして、ホタテをかたどったもの。ビキニの縁取りが、貝殻のようにクリンクリンと丸くなってまして、カワイイと大評判なんです。

 

「ビキニスタイルの日」。
アナタはどんなビキニを思い浮かべるでしょうか?
マイクロビキニからホタテビキニまで、まとめてビキニのお話でした!

7月5日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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