民進党代表選挙～野党協力か先鋭化かの分かれ道【高嶋ひでたけのあさラジ！】

By - NEWS ONLINE 編集部　公開：2017-08-02 　更新：2021-02-02

8/2(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！④

枝野幸男元官房長官と前原誠司元外務大臣による一騎打ち
7:10～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)

経歴も同じ同期対決～大穴で玉木雄一郎氏が出馬か

辞任表明をした蓮舫代表の後任を決める民進党の代表選挙は、今月21日告示、来月9月1日選出の日程が固まりました。選挙戦はリベラル派が押す枝野幸男元官房長官と、保守派の代表格の前原誠司元外務大臣による一騎打ちの公算が大きくなっています。

日程そのものは今日の両院議員総会で決まりますけど、前原誠司さんと枝野幸男さん、これに玉木雄一郎さんが大穴として出馬できるかというのが注目になります。とくに前原さんと枝野さんは日本新党先駆け民主党・民進党を渡り歩いた経歴も同じ同期対決ということになります。この路線の違いが今後の党運営にどう影響するのか、大きな分水嶺になりそうです。

高嶋）枝野さん前原さんの同期対決だとあまり変わったという印象がなくて、これは誰しもがいうことだと思いますが。しかしふたりとも野党のキャリアも積んでいろいろと成長したと思います。この辺の戦いはどう分析されますか？

鈴木）今度の代表選挙というのは民進党の今後、解党的出直しとか分党などいわれていますけど、路線対立も含めて民進党単独で何かしら方向性を出すのか、出したら当然従えない人は出て行く可能性もありますよね。それで民進党として頑張っていくのか、野党再編といわれるような政界再編含みの中でそっちのほうに行くのか。このひとつの大きな分かれ道が争点になると思います。

高嶋）再編と仰いましたけど、そっちに舵を切りそうなのはどちらですか？

鈴木）基本的にはリベラル派（枝野）と保守派（前原）の対決と言われていますが、実は2人とも共産党も含めて野党が一緒になって去年の選挙も戦っているのでいます。その辺には理解を示していると思います。前原さんはきちんと話をしようじゃないかと。枝野さんは何だかんだ言われても去年の参議院選挙の陰では野党の連携の立役者です。

高嶋）では再編に動くということではないと？

鈴木）として持っていくのか、それとも民進党として先鋭化していくのかという分かれ道になると思います。