今話題のユーチューバー。広告1クリックで、いくら儲かるの?
公開: 更新:
先月の30日「UUUM」という企業が東京証券取引所の、新興企業向け市場マザーズに株式を上場しました。初日は買い注文が集まり、値がつかず、公開価格の2,050円を大きく上回る4,715円の買い気配で取引を終えて、大変話題となった。
この「UUUM」は動画サイト「YouTube」で動画を配信する「ユーチューバー」をマネジメントする会社なんだそうです。およそ170人と専属契約し、動画の再生回数に応じた広告収入や、企業の商品などを紹介する動画制作などを、主な収益源としています。ちなみに本社は六本木ヒルズ森タワー。
私が一番気になっているのは、ユーチューバーのビジネスモデル。YouTubeが誕生したのは2005年。一般の動画配信者に広告料が支払われるようになったのは2011年から。そして日本一有名なユーチューバーと言われているのが、HIKAKINさん28歳。本人はコメントしていませんが、週刊誌の報道によると去年の年収1億円超え。
ちなみに去年1年間で投稿した動画数、およそ800本。HIKAKINさんの動画、これまでの再生回数およそ59億回。先ほどご紹介した「UUUM」は、HIKAKINさんが所属している会社なんです。
YouTube、私も毎日のように見ていますが、広告が出てくる。あれは「クリック」つまり広告を視聴しないと、広告収入は派生しない。以前よく週刊誌などで「1クリック、0.1円の広告収入」と報道されていましたが、これはあくまでも平均。
広告主が支払う広告料金も、商品や季節によって変わってくるので、一概に「1クリックでいくら?」というのは決まっておらず、また、公表もされていません。目安として「1クリック、0.1円以下」というのが正しいようです。
つまり1万回、広告をクリックされても収入は、わずか1千円以下。またどんな広告が貼られるのかは、YouTube側が、動画の視聴者の傾向などのアルゴリズムに合わせて決まっていきます。
そして続いて動画の中身。ユーチューバーという名前は聞いたことはあるけど、彼らの動画を見たことがないという人、ほとんどだと思います。
最近、騒動を起こし活動休止宣言をしてしまったヒカルさん26歳。あの「週刊文春」が彼のスクープ記事を掲載するなど、いまや時の人になっています。
そんなヒカル氏を一躍、ネットで有名にしたのが「祭りの当たりクジ動画」。
祭りなどでよくみかける「当たりクジ」。本当にクジの中に「当たり」が入っているのかを、実際に検証する動画。1回300円のクジを500回、15万円分行った。
当たりクジをめくっても、めくっても特賞も、その次にA賞も当たりが出ない。途中で、明らかに怖いおじさんが登場。「おまえら、しょうもないやり方、すな!!」と脅されますが、周りの子供たちを味方に、一歩も引かない。
この動画、現在までにおよそ1,700万回再生。
しかし!行き過ぎて逮捕されるユーチューバーもいます。10万人の登録者を持つ人気ユーチューバーが投稿した動画。タイトルは「覚醒剤 いたずらドッキリ」。
薬物と見せかけたグラニュー糖を警察官の前で落とし、逃走する様子が映し出されている。結果、パトカーが何台も出動、取材陣も駆けつける騒ぎとなった。この動画は100万回以上再生。騒ぎとなり、削除されました。動画を投稿した、福井県に住む自称広告業の男と、その妻が先週の金曜日、偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。
ユーチューバーについて、いろいろご紹介しましたが、私は「偶然、撮れちゃった」みたいな動画。猫とかの動画、好きですけどね。
9月11日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00