日本に必要なのはビル・ゲイツやザッカーバーグが出る環境

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10/10(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

日本のビル・ゲイツやザッカーバーグが出て来る環境作りが必要
7:10~ やじうまニュースネットワーク:コメンテーター 富坂聰(ジャーナリスト、拓殖大学教授)

本日公示 22日の投開票に向けて12日間の選挙戦が開幕

衆議院選挙は今日公示され、12日間の選挙戦が始まります。与野党8つの党などから合わせて1,100人以上が立候補し、新しい定数である465議席を争います。安倍総理大臣は勝敗ラインを自民・公明の与党で過半数の233議席に設定しています。一方民進党からの合流組を多く要した希望の党は代表である東京都の小池百合子知事が自ら立候補しませんで、選挙結果を見て総理候補を判断する意向です。希望の党は日本維新の会と選挙協力を行います。

共産党は多くの候補者を取り下げまして、枝野幸男代表の立憲民主党などとの競合を避けました。共産党の志位和夫委員長は昨日のテレビ番組で、衆議院選挙後の総理指名選挙について「立憲民主党の枝野代表に投票する可能性はある」と述べています。また希望の党は比例代表の各ブロックの名簿の作成を巡って混乱しまして、発表が公示当日の今日にずれ込む見通しです。発表が遅れるのは異例でして、既成政党は公示の前日までに比例の名簿を発表するのが通例ですが、希望の党の関係者は「事前に名簿の順位がわかると順位が低い人から出馬辞退が相次ぎかねない」と話し、人数や名簿順位の確定は今日までずれ込むということになりました。

安倍総理は議席が大幅に減少しても与党で過半数を維持すれば政権を継続するとさらなる長期政権に意欲を見せていますが今回は逆風気味でして、森友・加計学園を巡る問題で安倍総理への応援依頼も減少傾向です。安倍総理は昨日のテレビ番組で今後の説明責任について「選挙が終われば終わるものだと思ってはいない。誠意をもって答えなければいけない」と述べています。与党は希望の党について警戒をしていましたが、希望の党も総理候補が決まらず地方組織も盤石ではないという弱点を抱えています。

今回の総選挙からは明るい未来が見えない

高嶋)いろんな問題はもちろんありますが当初は安倍総理が機先を制して、野党が『もりかけ隠し』だと言い、臨時国会を開け開けといわれていたのだから開くよと、だけどその冒頭で真偽や所信表明もやらずに解散する。そのつもりでやろうと記者会見を図っていたら、小池さんがその前に飛び込んできて「希望の党の代表は私です」と出てきた。そしたら前原誠司さんが「ウルトラC」だか「大失敗作戦」だかわかりませんが民進党が割れた。結果的にはどう収まるかわかりませんけど、世間では面白い構図になってきましたね。

日本に必要なのはビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグが出てくる環境を作る事

富坂)チャンスとばかりに解散に踏み切ったのだと、客観的な状況を見ても思いました。ただそれで決を切られたことで促進作用が起きて、一瞬ものすごい風が希望の党に吹き始めたと思えば、排除の論理で批判が出た。このところトランプさんに象徴されて西側の国で民主主義ということに対してクエスチョンマークがつくような、分断を前面に打ち出して来たら急に失速するという。
総じていうと、今回の選挙の向こう側に日本の良い未来があまり見えない。私が望んでいるのは何でもいいけれど、日本からビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグが出てくるような社会を早く作ってくれということです。
日本と中国を比べてみると、中国からは出てきそうな雰囲気があります。実際にはジャック・マーに象徴されるようなすごく小さな企業が、数年でものすごく大きくなって大企業を食っていくという新陳代謝が起きますから。
そういう意味できちんと未来を描けるような、我々はどっちに向かっていくのか。少なくとも縮小していくのだから取捨選択をしていかなければいけない時代に入っています。だからこれができないけど、これはできますよという。我々がお金を投じるにしても、未来どういうふうに我々が準備してくことについても、東に行く西に行くなど指針が出せていないですよね。
中国で大方針は路線・方針・措置・政策決定と細かく出すことが決まっていて、日本の中央は路線と方針を出しますがどっちだよというものを決めてくれない。小さな地方自治体が決めるような「子供の学費を無償化しますよ」ということばっかり細かくいって、大バーゲンセールで何でもできますよとやる政治をずっと見せられてうんざりしている。それよりも「未来はITですよ」とか「10年後に我々の生活はこうなっていますよ」という沸いたものをどこの党も出してこない。
本当に大きな未来を描かないと5年後にまた大変なことになってくる気がします。この選挙を見ていてもどこが勝ったら「すごい未来が!」というものが全くない。大丈夫かなと少し心配しています。

高嶋)いろんな分野で、例えばノーベル賞のシーズンでしたけど、基礎研究という日本の得意な分野にずっと出ているお金は横一線で上がっていかないという。中国ではぐっと曲線が上がっていく。こういったところに富坂さんがおっしゃったような、何か日本は明日に向けて飛躍的な構想がないと。消費税なしにするとかね。

富坂)間違ってもいいから選択すればいいのですよ。何でもできるわけではないので、3つの選択肢があるならこっちのほうに行きますと。未来を描くことが大切です。

共産党との連携によって立憲民主党は面白い存在に

高嶋)小池さんが失速気味だといわれていますけど。逆に立憲民主党はいいと。その辺はどうですか?

森田)共産党と連合政府であればこの枝野さんを総理指名してもいいと言っています。ただこの間の党首討論の8人の党首を見ていても、衆議院議員は3人しかいません。安倍総理と枝野代表と共産党の志位さんですね。志位さんは比例ですし、小選挙区から挙がっている衆議院議員が2人しかいない。それで政権選択選挙といわれても、小池さんも松井一郎さんも知事ですし、中野正志さんは参議院議員です。

高嶋)枝野さんが民進党と枝分かれしてわかりやすくなった。本当は枝野さんが共産党と協力するという路線でしたが、共産党が立憲民主党に宗派を送ろうという。ウインクのしっぱなしですね。この辺の展望は現状ではどういうふうに見られておりますか?

森田)立憲民主党も今回80人くらい擁立できそうです。どれだけ当選できるかはわかりませんけど、かなりの数を取ってくると共産党との連携はかなり良い数にはなってくると思います。

富坂)いずれにしてもこの選挙が終わったら、オールジャパンの未来を本気で考えて行かないといけないと思います。中で喧嘩してどっちがどうだとかそういうことではなく。

高嶋)そういうことを考えると、選挙戦はよく見届けて、どこに入れるかは極めて大事なことですね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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