東京地下鉄90周年!鉄っちゃん・飯田浩司が薦めるイベントはコレだ!

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皆さんは、今年が「地下鉄開通90周年」であるとご存知でしょうか。東京の地下に鉄道が初めて走ったのは1927年12月30日。現在の「銀座線」、上野-浅草間、2.2キロの運行が開始されました。この地下鉄は東洋初。「東洋唯一の地下鉄道」として話題を集めました。それから90年。いまや東京には網目のように地下鉄がめぐっています。

そんな東京地下鉄、90年を迎えて、様々な記念イベントが開催されています。特別デザインチケットの発売やスタンプラリーの開催などもありますが、そんな中で注目しているのが12月に予定されているものがいくつかあります。

「幻の駅のライトアップ」

幻の駅というのは、銀座線の「旧万世橋駅」と「旧神宮前駅」のこと。旧万世橋駅は、銀座線を南に延ばすときに神田川の底をくぐらせる工事に時間がかかるために暫定的に作られた駅で、2年足らずしか使われていない駅。旧神宮前駅は、駅というより利用されていないホーム。今の銀座線・表参道駅、渋谷側のホームの奥を覗くと、薄暗いトンネルの先に使われていないホームを見ることができるんですが、そこが旧神宮前駅にあたります。

今回のライトアップでは、その2つの幻の駅に光を当て、走行中電車から、見ることができるそうです。駅ホームには「すいがら入れ」と書かれた看板なども残っているそうで、昔の雰囲気を感じられそうです。

「銀座線・丸の内線 中野車両基地一般公開」(12月10日)

応募は締め切られたんですが、このイベントでは、普段は入ることのできない、中野にある「東京メトロの車両基地」が一般公開されるんですねー。車両基地では、現在、銀座線と丸の内線で活躍する1000系特別使用車両、さらに丸の内線02系、今年3月に引退した銀座線01系などが集結!

そして特に注目なのが「丸の内線500形」!この車両は、1957年に製造された赤い車体とサインカーブと呼ばれる銀色の波模様が特徴で、東京の地下鉄の象徴とも言われた車1996年に役目を終えて廃車されたんですが、実はそのあと、アルゼンチンのブエノスアイレスに輸送され、20年近く運行されていたという車両なんです。

その丸ノ内線500系が今度はアルゼンチンでも役目を終え、20年の時を経て、去年日本に帰国。それが修繕されて、今回一般公開されるんです!日本で運行していた地下鉄が海外で活躍する例はほかにもあるんですが、丸の内線500形のように、日本に里帰りをしたのは今回が初めて。これを見たいという人、かなり多いと多いと思います。わたしもその1人です。

東京地下鉄90周年。普段はあまり意識していないという方も、この機会に東京の地下鉄に注目してみてはいかがでしょうか。

11月23日(木)飯田浩司のあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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