赤ちゃんパンダ大フィーバー! 新人女性記者シャンシャン取材記
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東京・上野動物園でジャイアントパンダの子供「シャンシャン」が12月19日に一般公開されるのに先立って、前日の18日にメディアに向けてシャンシャンが公開され、私も半年間追いかけてきた赤ちゃんパンダにようやく会うことができました。
18日は、まずシャンシャン公開を祝う会が行われ、知事らが挨拶しました。知事や招待客らが先にシャンシャンを観た後、100人を超える報道陣もグループ分けされ、いよいよパンダ舎へ。私はカメラマンとして入ったわけではないため、後ろの列からしか見ることができず、満員電車状態の中、背が高くない私は、ちらっと姿をみるのが精いっぱい。背伸びをしてもうまく見られず、肉眼を諦め、スマートフォンのカメラを突き出し、スマートフォンのカメラのズームを最大にして、それを見ながらレポートをしていました。写真はこの1枚だけ、かろうじてこちらを向いているシャンシャンが撮れました。
私が取材に入った時間には、シャンシャンは幸運なことに起きていて、木登りをしたり、笹の葉を散らかしてその上に転がって笹の葉まみれになったりするなど、愛らしい動きも見せてくれました。よちよちとしたおぼつかない足取りが本当に可愛らしかったです。メディア公開日は時間によってはシャンシャンは寝ていたとのことでした。
以前、当時生まれて半年だった子パンダ「トントン」が一般公開された際には、人に驚いて木から降りられなくなり、8分間で公開中止になるという事例もあったことから、今回のシャンシャンは人に見られることになれるような訓練をしていました。その成果なのか、報道陣に対しても全くこちらを気にする様子なく、マイペースに過ごすシャンシャンの姿に、途中で公開中止になるような不安は特に感じませんでした。
いよいよ19日の一般公開日。9時45分が公開開始時間でしたが、そのおよそ2時間前から園の前に並んでいる人の姿も見られました。抽選券を持っていれば、確実に見ることができますが、1番前に並んでいた女性には、「せっかくなら1番に観たいと思った」と話していました。19日は平日ということもあってか、子供は少なく、年配の方が比較的多くみられました。パンダ舎の前はカラーコーンで列が整備され、開園後はすぐに人気テーマパークさながらの行列となっていました。またパンダのグッズ売り場でもパンダの関連商品が飛ぶように売れていて、店員さんたちは品出しに追われていました。
園内のパンダグッズ売り場には、パンダのぬいぐるみ、お菓子、文具、ファッション小物など、たくさんの商品がありましたが、私が上野動物園ならではだと感じた商品はこちら。
生まれたばかりの当時の赤ちゃんパンダの実際の体重、大きさと同じぬいぐるみです。私自身もその重さを手に取ってみましたが、意外と重いと感じました。この商品を見ていた買い物客の方は、「成長を感じられる商品だ」と話していました。
公開日当日は上野のパンダ商戦も激化。私は上野松坂屋とJR上野駅の駅ビル、エキュートを取材してきました。上野松坂屋では、13時から、上野の文字とパンダの絵柄の入った記念のコカ・コーラボトルの無料配布がありました。500人限定ということで、松坂屋本館の外周の半分を囲んでしまうほどの長蛇の列ができていました。列には、上野動物園のショッピングバックを持っている方、パンダのぬいぐるみを持って並ぶ子供もいました。
駅ビルのエキュート上野では、パンダをモチーフにしたドーナッツを販売する「シレトコファクトリー」を取材しました。
パンダのイラストが入ったドーナッツの穴の部分に、丸い、子パンダをイメージしたドーナッツを入れた「ハッピー☆パンダ」(1個390円)という商品が売れているとのことでした。まさにインスタ映えしそうな見た目です。他にもいろいろな柄があり、目移りしてしまう可愛らしさでした。
シャンシャンは1月末までの限定公開ということで、上野の盛り上がりとパンダ商戦はまだしばらく続きそうです。