豊洲移転問題は小池知事の「張り手」だった!?

By -  公開:  更新:

12/21(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

約2年遅れの豊洲市場移転
7:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)

豊洲市場 青果棟 地下空洞 追加 安全 対策 工事

豊洲市場の青果棟の地下空洞で始まった、コンクリートを敷設する追加安全対策工事=2017年12月18日、東京都江東区 写真提供:産経新聞社

豊洲市場の開場日は決まったが、観光拠点は開業のめどすら立っていない

東京都の小池知事は昨日、築地市場から移転した豊洲市場の営業開始を来年10月11日に決めたと発表した。東京都と業界団体が、新市場建設協議会で合意したもので、小池知事は記者会見で「1つの節目を迎えた。日本の新たな中核市場として育てていく」と述べた。

豊洲市場の開場日は、当初は2016年11月7日の予定だったのですが、去年8月に就任した小池知事が、豊洲の安全性を疑問視し、延期しました。当初より2年遅れで移転することになり、ようやく決着しました。

東京都は豊洲の追加の安全対策工事を、来年7月末までに完了し、80年以上続いた築地市場の最終営業日は、来年の10月6日となります。10月7日~10日までの4日間で引っ越し作業を行います。小池知事は昨日の記者会見で、「移転延期は意味があったのか」と批判があることについて、次のように述べています。

小池知事)むしろ、開場した後でそれらのことが明るみに出ていたことを考えますと、むしろ混乱を防ぐことができたのではないだろうか、と。このように考えております。

「この時間は必要だった」と言っているのですが、豊洲の追加の安全対策工事では、入札不調が相次ぎました。それから、東京都は築地跡地を東京オリンピックの輸送拠点に整備し、主要道路となる環状2号線の地上部分を、2020年3月までに通す計画です。当初のトンネルから地上に切り替えるのですが、それでも工程はギリギリで、築地市場の建物解体と並行しながらの作業になります。

それから豊洲市場に計画されている観光拠点の千客万来施設は、事業者が東京都の築地の再開発方針に懸念を示し、開業のめどすら立っていません。

豊洲 移転問題 小池百合子 記者会見

築地市場から豊洲市場への移転問題で、都と市場業界団体の協議会が20日午後に開かれ、豊洲市場の開場日を来年10月11日にすることに合意し記者会見を開いた小池百合子都知事=2017年12月20日午後、東京都新宿区 写真提供:産経新聞社

小池知事は都知事の仕事に専念し、成績を残せるか

高嶋)「築地が食のテーマパーク」と言っていたわけでしょう? それで、豊洲の方には千客万来という施設を作り、まだ何も手つかず。「何だか、同じだね」と疑問を呈す方もいますね。それから何と言っても、補償を延期したことによる、無駄なお金。補償費用も含めて……

山本)そうですよね。1日の経費が700万円ですか。

森田解説委員)500万とも言いますね。補償費も90億とか100億円とか言われています。

山本)時間がかかれば、お金がかかる……

高嶋)失礼な言い方ですが、小池百合子さんの野望について。選挙のときに「希望の党」を作って、あれだけの候補者を立候補させ、あわよくば自分も東京1区に出て、総理大臣を狙う……そういう、大風呂敷構想みたいな。

山本)いわば、政界の横綱を狙ったわけですね。

高嶋)もしそんなことの半分でも事実だとしたら、これは本当に手前勝手なお金の使い方になりますね。

山本)豊洲の問題は政界的に言うと、「張り手」ですよ。「張り手を1発かまして、相手がキョトンとしているところで喝采を浴びる」というところなのですが、この人が本当に横綱を目指すのなら、政界張り手はそろそろ禁じ手にされた方がいいのではないでしょうか。やはり、都知事としてやらなければいけない。過ぎた2年はもう帰ってきませんから、このあと都知事としての成績をどう出していくのか、そこに専心するべきじゃないかと。

高嶋)総選挙以降、評価が天と地になりましたからね。

山本)政治とはそういうものなのでしょうけれどね……

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

Page top