1/31(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！④

“相撲協会の中だけの常識”で行われる選挙
7：19～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター鈴木哲夫（ジャーナリスト）

理事候補選挙～貴乃花一門から貴乃花親方と阿武松親方が立候補

日本相撲協会の理事候補選挙に貴乃花一門から貴乃花親方と阿武松親方が立候補することが協会関係者の話で分かった。関係者によりますと貴乃花親方については一門の中で支持する票が少なく、当選は厳しい情勢と見られる。

昨日東京都内で開かれた貴乃花一門の会合では、貴乃花親方は日馬富士暴行問題で役員待遇の委員に降格になったのだから世間を騒がせたということで、今回は関脇元益良雄の阿武松親方の擁立で一本化しようということで、昨日の一門会でも貴乃花親方に立候補しないように促す意見もあったのですが、本人は立候補への意思が固かったということです。

これで6つの一門からの立候補者が定員の10人を上回る11人となる方向になりまして5期連続の投票、明日立候補の受付が行われて投票は明後日で、投票できるのは101人の親方ということです。

閉鎖的な協会内だけの常識～協会改革が必要

高嶋）伊勢ケ浜親方は日馬富士の親方ですから遠慮して、前回赤っ恥をかいた元高望山の高島親方、1人だけ落っこちたのですよね。1人だけって可哀想ですよね。今回もそういうような気配なのですけど（笑）。

鈴木）無投票にする為に「お前辞めろ」とかよく地方議会とかで事件になったりしていますけど、そんなことも見え隠れするのだけど。
でもこれは一貫して私は思うのだけど、日馬富士以来いろんな問題が出て、協会の有り方とか閉鎖的だとかいろいろ出て来ましたよね。私はいつも言うのだけど”公益財団法人“という国が「公益性がありますよ」ということで認めて承認して、税制なんかも優遇されているわけですよ。そういう意味ではやはり公共性があるわけだから、相撲協会だけの常識じゃなくて。
これだけ出て来ると例えば理事も数は10人で良いのかとか、投票方法も総裁選のときに議員だけではなくて党員も入れようとか、つまり相撲ファンクラブの人たちに投票権を与えるわけでは無いけども、何かそういう投票方法がこれで良いのかといったその辺の協会改革みたいなものも見せないといけないと僕は思うのですよね。
だけどどうしてもまた協会の論理になっている。今まで出て来た問題というのは結局どこかへ行ってしまって、協会の中の常識で理事選という選挙が、これもまた非常に分かりにくい閉鎖的なことが行われると。この辺をきっかけにして欲しいと思いますけどね。

高嶋）今日の新聞を見ていると、寺尾さんとか湊富士さんとか豊真将さんとか、貴乃花を応援する為に時津風一門から出たのかなと思ったら、阿武松親方に入れるなんて書いてあるのですよね。これは少し意外というか貴乃花さん1人で恥をかくというケースもあるのではないですかね？

鈴木）可能性としてはあるかもしれないですよね。

高嶋）ウルトラCで何かいろいろあるのですかね。

鈴木）“その世界の選挙”になって来た感じはしますよね（笑）。

高嶋ひでたけのあさラジ！
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