フロリダ高銃乱射~アメリカで銃規制ができないのはなぜか?

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2/23(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ①

乱射事件が起こると銃が売れる
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター宮家邦彦(元外交官・キャノングローバル戦略研究所研究主幹)

銃乱射事件 高校 トランプ 大統領

銃乱射事件が起きた高校の関係者と面会するトランプ米大統領(中央)=2018年2月21日アメリカ・ワシントン 写真提供:時事通信

トランプ大統領がホワイトハウスで「教師が銃で防戦するべき」

アメリカ・フロリダ州の高校で17人が死亡した銃乱射事件により、銃規制の強化を求める声が広がっている。一方でトランプ大統領は21日、高校生たちをホワイトハウスに招き、「教師が銃で防戦すれば、乱射事件はたちまち終わるかもしれない」と述べている。

高嶋)アメリカを知っている人であれば、アメリカの銃規制の問題というのは現実としてはあり得ないと皆さんが言います。だけど学校で教師が武装すればなどという発想は、普通はあり得ないですよ。

宮家)彼らがおかしいんです。我々がまともなんですよ。

高嶋)信じられない(笑)。

宮家)大統領選挙で、学校から銃持ち込み禁止区域を無くす? え~(笑)!?

高嶋)大統領は、それは解決策になり得ると言っています。

宮家)どういう国なんだって思いますよね、普通はね。

高嶋)思いますよそれは。

宮家)だけど、島国じゃない大陸国家で、でかいし。それでもし、日本は秀吉が刀狩やったわけです。だけど、もしアメリカでやるんだったら一気に善民も悪民も全部、日本のような刀狩ができればいいのだけれど、それは絶対上手くいかないです。最悪の場合、善民は非武装になって、悪民だけが武装することになる。そしたら今より悪くなるわけじゃないですか。どっちがいいのですかという話になってしまう。アメリカにいてわかるけど、いつ撃たれるかわからないと思わなければいけない。

高嶋)この銃の問題について、無くそうという気運が盛り上がったことはあるのですか?

宮家)何度もありますよ。銃で偉い人が殺されていますから。ただ、政治的には、ナショナル・ライフルズ・アソシエーション(NRA)=全米ライフル協会というのがあって、これが献金しているとかいろいろな説がありますが、そんな何十億円の献金だけではなくて、アメリカ人の心の底に「武装しないと自分たちは守れない」という気持ちがあるのです。だから先程も申し上げたように、一気に皆が非武装になるのはいいのだけど、悪い奴だけが武装するということになりかねない。

高嶋)つまり現実論としてはあり得ないということですね。銃を無くすのは。

規制を強化することはできるが、抜本的な解決には至らない

宮家)規制を強化することはできますが、日本みたいな刀狩は無理です。

高嶋)銃乱射事件で子供が殺されたりすると、より銃が売れてしまう。映画の中なんかでよく出てきますものね。台所の引き出しの奥のほうに銃が隠されていて、家にいわゆる悪漢が入ってきて、ママが隠れてそれを取り出してきて、銃弾を込めて、それで両手にこうやって……

宮家)それは護身用の銃ですね。

高嶋)護身用。

宮家)ピストルですよ。

高嶋)だから、こういう事態が、普通にあり得るということでしょう。悪い奴がなんかして入ってきたときは必ず向こうも銃を持っているという、これがもう100%、大前提となっているわけですね。

宮家)小学校に金属探知機なんていうニュースが何十年も前にありましたけれども、あのときもびっくりしましたが、相変わらずアメリカの最大の病理・病気ですよ。これは。大都市では持ち込み禁止なんだけれども、田舎はどうしても、武装しているのが当たり前の地域ですからね。

高嶋)本当に日本は考えれば考える程、銃については最高の国ですね。

宮家)平和な国です。

高嶋)解決策は無いようです。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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