金メダルをその後の人生に活かす人、活かさない人

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この前の平昌オリンピックで金メダルを獲った方が4組いるわけでね。考えてみると過去のオリンピックでも金メダルを獲った人は何人もいるわけで、その後の金メダルとの人間模様を観察していきますと、金メダルを人生のお友達にして、それをネタに稼ぐと言ったら怒られるけれども、その金メダルの栄光によって人生を渡っていく人もいる。かと思うとせっかく金メダルを獲っても、それにこだわることなく非常に大人しい、静かな人生を送る人もいる。いろいろなんですね。

金メダルを取ったことで、僕の名前もまだ覚えられていますけど、それも15年で消えますね。栄光なんて片っ端から消えていきますよ。

これは誰の言葉か、わかりますか? 1972年札幌オリンピック、スキージャンプ70m級ジャンプ金メダリストの、笠谷幸生さんが、のちに雑誌のインタビューで語った言葉。笠井選手は冬季オリンピック、日本人金メダリスト第1号

笠井さんは金メダル獲得後、ジャンプのコーチなどを行い2010年バンクーバーオリンピックでは、日本選手団副団長を務めるなど「栄光なんて片っ端から消えていきますよ」と言っていましたが、しっかりと、スキーのジャンプ。そしてオリンピックと共に歩んだ方です。

笠谷幸生 金メダル 初 札幌 オリンピック

札幌オリンピック 70メートル級ジャンプで初の金メダルに輝きライバルの外国人選手に肩車で祝福された笠谷幸生選手=1972(昭和47)年2月11日、札幌・大倉山シャンツェ 写真提供:産経新聞社

続いてご紹介する、日本人メダリストの言葉はこちらです。

私の現役時代の姿を見て、あの人も金メダルを獲得できたんだから、私にもできるんじゃないかって、思えるきっかけになったらうれしいです。

この控えめなコメント、誰だと思います。2006年、トリノオリンピック 女子フィギュア金メダリストの荒川静香さん。荒川さんは2014年に32歳の時、史上最年少で「日本スケート連盟の副会長」に就任された。ちなみに会長は橋本聖子さん。

今回のテレビ中継を見ていても、元オリンピック選手が多く登場しましたが、元選手で、メインパーソナリティという肩書だったのは荒川静香さんただひとり

またフィギュアの解説と言えば、八木沼純子さん伊藤みどりさん、村主章枝さん、安藤美姫さん、村上佳菜子さんなど、綺羅星のごとくいますが、解説ではなく、メインパーソナリティとなると、やはり荒川静香さん。金メダルのチカラは偉大だなあと感じます!

そして! 最後になります。この金メダリストの言葉です。

金メダルを取ることが出来たのも、いままで集中してやってこれたからだと思います。私が目指しているのは、メディアやコマーシャルに出てとかではなく、やっぱりマラソンで自分が納得いくまで、足が壊れるまで、走りたいというのが目標。

これ、誰の言葉かわかりますか? あの高橋尚子さんが金メダルを獲得した4年後2004年のアテネで金メダルを獲得した野口みずきさん

さらに野口さんは翌年の2005年のべリリン国際マラソンでは、2時間19分12秒の日本女子記録を出した。この記録は、13年経った今でも破られてはいません。野口さんは2016年、37歳で現役を引退されています。

わたくしの個人的な意見としては野口みずきさんは、もっと「金メダル」を利用すればいいのになあと、思ったりします。大きなお世話ではありますが。現在、野口さんはご結婚されてご主人の仕事の関係で中国に住んでいて、ゲストランナーとして年に数回帰国して、マラソン普及のために、日本のマラソンを盛り上げてる日々である。

だから一口にメダル獲得と言っても、そのメダルの輝きが、その人の人生にどういう影響を与えるかというのは、その人の人生の生き方によるんですね。

3月5日(月)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00


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