森友文書疑惑「私はこう思う」石破茂

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3/9(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ③

佐川長官は国会に出てくるべきである
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター石破茂(元自民党幹事長)

森友文書疑惑「私はこう思う」石破茂

野党6党は文書の書き換え疑惑を巡り、財務省に追求を強める 

森友学園問題に関する財務省の決済文書書き換え疑惑を巡り野党6党は昨日、財務省が国会に提出したものとは別の文書が存在するとみて追及を強めた。野党は財務省がこれまでの開示文書と同じ内容の決済文書を原本の写しとして示して書き換えの有無を明言しなかったことにも猛反発しており国会は紛糾した。

財務省が昨日の参議院予算委員会理事会に提出したというのは貸付決議書と売払決議書の写し。紙のものとPDFファイルを印刷したものがあり、全部で4種類、およそ500枚あった。この内、売払決議書の紙の写し、貸付決議書のPDFにはチェックマークのような書き込みがあった。財務省は国会から提出を求められた文書のすべてをこれで提出したとして、国会議員に開示した文書と同じだと説明した。それ以外に別の決済文書が存在するかどうかについては明言しなかった。これに対し、野党6党は反発し、与党への抗議の意思を示す為、合同集会を開きました。立憲民主党の福山幹事長と共産党の小池書記局長だ。

福山)国会の真偽が空転をし、混乱しているのはすべて財務省の対応に起因するものであります。そしてそれは政府与党の責任であると言わざるを得ません。

小池)今度は次元が違います。与野党が一致をして資料提供を求めたものが改ざんされていた。これを容認したらば、国会の審議そのものが成り立たないではありませんか。

野党はチェックマークが付いていた文書、この経緯を中心にまず追及を強める方針だが、財務省は誰がチェックしたのか特定できていない。確認を精力的にやっているとだけ話している。またこれとは別に本件の特殊性という表現が疑惑の文書とは別の決済文書で使われていたこともわかった。この決済文書は近畿財務局が森友学園への国有地売却の方針を大阪航空局に通知する内容で、決済したのは2016年6月となっている。財務局と航空局との協議と題する項目の中に、本件の特殊性に鑑み、こういう表現がある文書がまたあるということだ。

高嶋)去年の流行語の忖度。そういうのを連想させるニュースですが、そんなに種類があるの? 4種類もあるの?

森田)そうですね。疑惑の文書以外にもありますし、朝日新聞はまた今日、また調書の中で、抜け落ちているページがあると伝えています。

高嶋)もし今日の朝日の記事が本当だとするならば相当、悪辣ですよ。貸付契約までの経緯そういうのを全部ひっぺがしちゃった。それから売却決済調書、これも取っちゃった。7ページあったのが5ページにしちゃったという、この辺の審議の方もまだわかりませんが、いずれにしてもすごくドジ踏んでるように見えるのですが、石破さんはどのように観察していますか?

石破)だんだん辻褄が合わなくなってきたのかもしれませんね。だからお役所というのはとにかく書類をきちんと書き、そういうような記録を残し、というのは習性ですから。何でこんなことになるのか。仮に事実だとすればですよ? 誰がどんな思惑でこんなことになったのかなということであって、それはもう安倍さんが森友に安く売れなんて、そんなこと言うわけがない。そんなことは政治家のいろはであって、そんなことがあるとはとても思えない。じゃあ何で誰がこんなことになってるのというのは、我々、国会議員でも、与党の議員でも、わからない。

森友文書疑惑「私はこう思う」石破茂

佐川長官が国会に出てこないのはおかしい

高嶋)自民党内からも批判が上がっているという報道がこの頃多いですよすごく。

石破)ですから、さっき立憲民主党の方が言っていたように、それは政府与党の責任だという話になってしまうわけですよね。我々与党側としては仮に不正な、少なくとも法に照らして適正ではない、そういうことを庇っているって思われたらば、それは我々自民党の名誉に関わることですからね。

高嶋)これ安倍さんにとっては、長引かせるのは決して得策ではないと思うんですよね。

石破)全然ありません。

高嶋)ずーっとやってるのですから。それで、麻生さんも何かハッキリよくわからない。それで国会は空転する。この森友文書の改ざんというのはハッキリ言うと、何かこう世論的にはあったらしいと皆は何となく思っているわけですよね。何故早く出さない? って。だから佐川さんなんかのああいう税務の問題なんかも全部入ってきて、皆ああいうのは隠し通してきたのねということになっちゃうじゃないですか。

石破)なっちゃうんですよね。だから、こういうことで、って言っちゃいけないけれど、国会って本当はやらなきゃいけないこといっぱいあるわけですよ。働き方改革だって、これ衆議院で大変な問題になりましたよね。そして、北朝鮮どうすんだ。これから先、防衛力、整備どうすんだ。やんなきゃいけないこといっぱいあるのに、何も進んでない。

高嶋)あるけども、森友問題、ピリオドが打たれないですよね。

石破)これは早く打たないと、国家全体の為にならないですよね。与党がどうの野党がどうのっていう話ではない。

高嶋)こんなこと言うと石破さんは返事できないかもしれないですけど、もし石破さんが総理だったら、佐川長官ってのはどうします?

石破)誰が総理であっても、ああいう立場にある人が国会に全く出てこないというのは今まで見たことがない。「何ら一点の非も無いのだ。一点の誤りもなく行政は遂行されてきたのだ」と言っているわけだから、だとしたらそれ国会に出てきて、「何の非もありません。きちんと公平公正に行政を行いました」ということを言ってくれて、初めて人はあ、そっかと思うと。それが普通の考えだと思いますけど。

高嶋)何故そうならないのですかね。こんな大きいクエスチョンマークが付いてしまう。安倍総理は何を思っているのでしょうか。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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