3月5日(月)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記、月曜日レギュラーアシスタント:松井玲奈)に、3ピースロックバンド・UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介が出演し、楽曲制作のこだわりを語った。
UNISON SQUARE GARDENでは、曲作りの際、基本となる詞と曲はバンドのソングライターであるベースの田淵智也が制作しているが、その後バンドで話し合い、楽曲の方向性を決定づけていくのだという。そして、ボーカル・ギターを担当している斎藤が、曲作りに対する持論を展開した。
斎藤:ギターもそうだし、歌もだけど、基本的に詞曲で完成品だと思ってないんですよね。もちろんうちのバンドには田淵っていう、素晴らしい作詞作曲が出来るやつがいるんだけど、それをちゃんと曲にする役目なのは自分だったり、ドラムの貴雄だったりにあるなって思ってて。
吉田:うん。
斎藤:やっぱり名曲って良い歌と良い演奏が無いと成り立たない物だから、それをどういう風に具現化するかだし、自分の色をどういう風に曲に落とし込むかっていうところが大事だと思っているので、それは歌い方の細かいニュアンスだったりとか、ギターの音色選びだったりとか、フレーズの作り方とか、端々に込めているつもりでいます。
吉田:歌詞とかはレコーディングする段階では、田淵くんがもう完全に作って来てるんですよね。そこで「こういう言葉の方が良い」みたいなことは言わないんですか?
斎藤:言葉に関しては無いですね。
吉田:ニュアンスだったりとかは相談するんですか?
斎藤:最初に田淵からワーッと言われるんですよ。それをウンウンウンって言いながら、聞くことと、聞き流すことがあるんですけど(笑)
松井:うふふふふふ(笑)
吉田:3月7日(水)にリリースされるニューシングル『春が来てぼくら』では、田淵くんに何か言われた?
斎藤:メロディの運び方みたいなところですかね。AメロからBメロになるときに、シュッって、コンパクトなイメージが欲しいっていうことで、語尾を短めに切るとか、ギターだったらミュートっていう、右手の弾いてるところで弦を押さえてポンポンポンって奏法をしたりとか、壮大な曲なんだけどBメロだけシュッとするメリハリみたいなところを言われましたね。
吉田:それは聞き流してないってことですね。
斎藤:聞き流してないです。聞き流したところは、もう覚えてないです(笑)
松井:あはははは(笑)
吉田:そういうことだよね(笑)
前作、『MODE MOOD MODE』ではアルバム1枚に対し、15本分のギターを収録したというエピソードがあるほど、楽曲制作にはこだわりを持っているという斎藤。3人にしか出来ない、独自の音を作り続けるUNISON SQUARE GARDENにこれからも注目だ。