4月13日　 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ！③

「叱責されたからやった」19歳の巡査が射殺の動機を語る
7：18～お早う! ニュースネットワーク：コメンテーター宮家邦彦（外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹）

巡査部長を射殺した巡査の男が確保された現場＝2018年4月12日午前、滋賀県愛荘町　写真提供：産経新聞社

引き金を引くまでの原因はどこにあるのか

滋賀県彦根市の交番で41歳の巡査部長が拳銃で撃たれ死亡した事件。昨日殺人容疑で逮捕された同じ交番の19歳の男性巡査が動機について、「教育係だった巡査部長から叱責されたからやった」と供述していることがわかった。

飯田）静かな住宅街のなかにある駅前の交番で起きたこの事件ですが、19歳の男性巡査ということで名前が出ないという、いろいろな意味で異例の事件ですけれども。

宮家）本来であれば法を守る、しかも若い人ですからこれから研修をして、実地の研修を含めて教育係が横についていたわけでしょう。それがこういう形で暴発してしまうのはやりきれないですよね。警察の方もショックを受けていると思います。この事件だけの問題なのか、あまり年寄りみたいな事は言いたくないけれど、或いは最近の若い人は本当にキレるんだなと、キレてここまできちゃったというのだったら、これは恐ろしい何とも言えない辛い気持ちになりますよね。

飯田）滋賀県警のホームページを見ると、高校を卒業して警察官になる人は10ヶ月くらい警察学校で勉強するということです。そこでいろいろな適性も見るはずですよね。

宮家）それとも何かが気持ちの引き金を引いてしまったのですかね。圧力がかかって、これをパワハラと呼ぶつもりはないけれども、19歳とはいえ銃を扱う警察官になるわけですから、厳しく指導しなくてはいけないのは当たり前な訳で。そこのところは理解できるけれども、今まで通りにやっていたら、これからもこういうことが何度も起きるようになるのだったら、これはちょっと辛いですよね。どうやって仕事をしていったらいいのかと悩んでいるのではないかと思いますよ。

飯田）昨日の滋賀県警の方の会見も、呆然としながら会見しているような。

宮家）亡くなった先輩に心からお悔やみ申し上げますよ。こういった社会になってしまったのかなと心配になりますよ。

飯田）これは動機の解明も、深いところまでの解明をしていかなくては、これから先いけないわけですよね。

宮家）あまりこれが風潮にならないことを祈ります。

飯田浩司のOK! Cozy up！
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