警官射殺~19歳巡査は警察学校で何を学んだのか
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4月12日 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!①
滋賀県彦根の交番で警官が撃たれ死亡。19歳の同僚を逮捕
7:00~ガチンコ ニュース UP!:コメンテーター末延吉正(ジャーナリスト)
静かな住宅街の交番で警官が警官を射殺
昨日午後8時45分頃、滋賀県彦根市のJR東海道線河瀬駅前の交番で、警察官が頭と背中を撃たれ倒れているのが見つかり、死亡が確認された。死亡したのは井本光(いもとあきら)巡査部長(41)。滋賀県警は先ほど、交番で一緒に勤務していた19歳の巡査を殺人の疑いで逮捕した。
飯田)警官が警官を撃つとは、驚きました。
末延)いま東海大の先生をしているので、昨日、大学の研究室でニュース速報を観て知りました。「静かな住宅街にある交番」と伝えられていましたが、事件が多発するような地域ではないので、「内輪の関係者かな?」と思っていたら、残念ながらやはりこういうことでした。おそらく個人的な動機ということでしょうね。ただ、怖いですよね。警察の方は、拳銃を持っていますからね。
飯田)逃げている間は、住民の方も「怖い」と仰っていました。
末延)まだ詳細は分かりませんが、警察はそれこそ身内の不祥事ですから、「何故こういうことが起きたのか?」を早く解明しないと、周りで暮らしている人たちは不安ですよね。
警察官志望者はストレスやプレッシャーに弱い真面目なタイプの人物が多い
飯田)この容疑者の警官も高卒で警察に入ったと思うのですが、警察官になるとまず1年近く警察学校に行くようですね。
末延)そうです。警察学校で基本を習います。僕が教えている学生も、警察に就職する子が多いのですよ。
ちょうど昨日相談に来た子が、今度警察を受験すると言うのですが、スゴく礼儀正しいし、しっかりしている子です。最近不安に思うのは、真面目なタイプが多いのですよ。真面目に勉強して、一生懸命生きている人というのは、実は意外とストレスやプレッシャーに弱いタイプが見受けられることがあります。飯田)思い詰めてしまうのですね。
末延)だとすると、いまの世の中は非寛容的で、いろいろな人が、いろいろなことを言う。しかもネットの時代だから、知らなくていいことまで、自分の許容量を越えて情報が入ってきてしまう。ストップできないのですよ。そういうところで自分自身を見失ってしまう。僕はそういう、ストレスの多い社会であるが故に、警察官をどう育てていくのかということも、昔と違って難しい問題があるんだろうな、と。そんなことを思いました。
飯田)10ヶ月の座学が終わって、現場に配属されて、2、3ヶ月。いちばん煮詰まる時期だったのかもしれませんね。
末延)習ったことと世の中で起きていることはイコールになりませんから。その辺の応用力とか、やはりサラッと流していくような感じが欲しいですよね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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