日本サッカーが東京五輪でメダルを獲るには

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月13日放送)では、FIFA ワールドカップでサッカー日本代表の活躍を現地から伝えてきたスポーツライター飯尾篤史氏が電話出演。今後の日本代表チームの課題と目標について解説した。

飯田)今朝も昨日に引き続きまして、2018 FIFA ワールドカップロシアで日本代表を追いかけロシア入りして、現地の様子を伝えてくださったスポーツライターの飯尾篤史さんにお話を伺います。ここからは次回に向けてのお話、今回は過去最高に並ぶ3度目のベスト16で終えたわけですけれども。試合直後のインタビューで西野監督は「何が足りないんでしょうね……」と呆然としていたような感じもしましたが、今後の課題というのは何か見つかりましたか?

飯尾)日本サッカー会としていま直面している問題としては、やはり世代交代の必要性があると思います。そして2年後には東京オリンピックがあります。オリンピックというのは23歳以下の選手と3人のオーバーエイジなので、基本的には23歳以下のチームです。そう考えると20代前半から半ばの選手を、如何に強化して国際舞台で戦えるようにしていくかだと思います。

飯田)次の監督人事、西野監督は7月で契約満了、もうやらないと会見でも言っていました。次の名前に外国人も含めいろいろ出てくるじゃないですか。これはどうなってしまうのでしょうか?

飯尾)東京五輪代表チームを森保一監督という方が見ていますが、彼にA代表と五輪代表の監督を兼任させると。東京五輪は地元開催ということで、予選がないので。

飯田)開催国枠でもう出場が決まっているということですね。

飯尾)その一方では開催国ですので、なんとかメダルを狙いたい。そうすると4年後のカタールワールドカップも大事なのですが、まずは2年後の東京オリンピックでどうやってメダルを獲るかというのが、日本サッカー会の最初の目標です。それを考えると森保監督にA代表を兼任させて、オリンピック後に五輪代表の若い世代を数名混ぜて鍛えていくのは1つの有効な策だと思います。

飯田)そうすると4年間を2つに区切って、前半は五輪代表の方に軸足を移すということですか?

飯尾)森保さんが五輪までのこの2年間で代表をしっかり鍛えて結果を残し、そのタイミングで新しい監督を呼ぶということも可能だと思います。今回、西野さんが40日で結果を出したというのは全て正しいとは思いませんが、それを見ると残り2年間しかなくても十分チームは作れると思うので、まずは東京五輪で結果を出すことを考えてもいいのではないかと思います。

新行)世代交代という意味なのですけれども、これからが楽しみな若手の選手はいますか?

飯尾)東京五輪代表の方で有名な選手はまだ21歳以下ですからいないのですが、既にオランダのリーグで活躍している堂安律選手。あとバルセロナの下部組織で育っていまFC東京にいる久保建英選手。彼はまだ17歳ですが、この辺りの選手たちが東京五輪の主役になっていくでしょうし、4年後のA代表に入ってきてもおかしくないと思います。

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