ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」（8月3日放送）に外交評論家の宮家邦彦が出演。西日本豪雨被災地への政府の対応について解説した。

2018年度予算の予備費から1,058億円を充てる

政府は昨日、西日本豪雨の非常災害対策本部会議を総理官邸で開き、被災者の生活再建や中小企業の事業継続などに向けた支援パッケージを発表した。2018年度予算の予備費から1,058億円を充てる予定で、今日にも閣議決定するとみられている。
この支援パッケージによると、所管官庁の違いで別々に行われてきた廃棄物や瓦礫の処理について、市町村が一括で処理できる制度を作り、住居が全壊した世帯には最大300万円の支援金を支給する。

飯田）1カ月が経って、再建を本格的にというところでしょうか。

宮家）どこの地域で起きてもおかしくない大変な被害ですよね。税金のなかからこのような形で出すのは当たり前で、皆で助け合わなければいけないことだと思います。中身を見ても、最大4分の3の復旧生産設備だとか、かなり広範なものですから1,000億も仕方がないと思います。

飯田）おっしゃる通り、いつどこで起こってもおかしくないというね……。

宮家）今回は岡山、広島、愛媛でしたが、どこで何があってもおかしくない。

飯田）毎年のようにどこかで。関東でも、鬼怒川の氾濫があったわけですし。

宮家）この異常気象、この暑さ。平壌が37度とか信じられないですよね。地球規模で何かが起きているのかはわかりませんけれども。

飯田浩司のOK! Cozy up！
FM93AM1242ニッポン放送　月-金　6:00-8:00