台風12号と「寒冷渦」に注意!~上陸前から雨風の可能性

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月27日放送)に報道部・畑中デスクが出演。日本列島に接近中の台風12号について解説した。

台風12号、列島へ接近中

発達しながら北上している台風12号は明日には進路を西に変えて、関東を含む東日本や西日本を直撃する可能性もある。

飯田)気になる台風12号の現状、そして今後の進路について、気象予報士の資格を持つ報道部の畑中秀哉デスクにお話を伺います。まずは台風12号の特徴を教えてください。

畑中)「極めていやらしい」台風です。今回の大きな特徴は、日本列島と台風の間、台風から見ると北の方向に寒冷渦という強い寒気の渦があるのです。これが目の上のたん瘤のように居座っている状況でして、地上の天気図でははっきりしないのですが、上空6,000メートルの高層天気図を見るとはっきりと渦がある。これが非常に進路をややこしくしているわけですね。今回、寒冷渦の周りを反時計回りに台風が進むのではないかと予想されています。

飯田)それで左にカーブを切っているような形なのですね。

畑中)動きだけみると、スイングバイしているような動きですね。あるところでは北に行って、西寄りになって、北西方向に変わるというのはそういうことなのです。

飯田)寒冷渦の強弱によって、曲がりが変わっていくということですか?

関東では早ければ今夜から強い雨の可能性も

畑中)そうですね。あるいはその位置によって変わってくるということです。少し西に動いているような感じがします。ですから昨日に比べて進路予想は若干西寄りになっています。気を付けなくてはいけないのが、寒冷渦というものにも非常にいやらしい雲があるのですよ。

飯田)雨を降らすような雲ではない?

畑中)雨を降らすような雲ですし、寒冷渦は雨だけでなく突風や雷、雹などももたらす可能性のあるものです。台風が接近する前に雨が強まる可能性もありますから、関東地方は早ければ今夜にも雨が降り始めるかもしれない。ですから早めの準備が必要ということになります。
気象庁の予想では、明日にかけての最大風速は伊豆諸島・東海地方が40メートル、小笠原諸島・関東甲信地方は30メートル、近畿地方が20メートルとなっています。雨につきましては、明日朝6時から明後日朝6時までの24時間に予想される雨の量が、いずれも多いところで関東甲信地方と東海地方では300ミリから400ミリ、伊豆諸島で200ミリから300ミリ、近畿地方で100ミリから200ミリ、四国地方・中国地方は100ミリから150ミリとなっています。
予報円の中心を通った場合は、明日土曜日の夜から明後日日曜日の未明にかけて本州に上陸。紀伊半島の東側辺りに上陸するのではないかとみられています。まだ少し幅はありますけれど、そのまま上陸した後に瀬戸内を横断する可能性もありますから、西日本豪雨の被災地に進路が入って来る可能性がある。被災地の復旧作業は早く行いたいという気持ちもあるとは思いますが、台風接近の際には決して無理はなさらないでください。

飯田)台風が接近して上陸ばかり気にしていると、その前から激しい雨が降る可能性はあるわけですね。

畑中)当然雨に色がついているわけではありませんから、寒冷渦の雲と台風の雲は区別がつかないわけですよね。寒冷渦の雲に当たっているところは、台風が来る前から雨が降り始めるということがあります。なかなか台風の予報だけでは伝えきれないところもあると思いますね。

今週末のイベント、隅田川花火大会等の行方

飯田)週末は夏休みに入って大型のイベントがあるとも思いますが、これは行けなさそうですね。

畑中)関東地方では隅田川花火大会がありますよね。これは明日朝8時に公式のTwitterで実施するかを発表するということです。その時点でも判断がつかない場合は午前10時発表ということになるわけですが、先程申し上げた通り関東地方は早ければ今夜から雨が降り始めるかもしれないということになります。延期になることも視野に入れて、行動された方が良いかもしれません。

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