ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(8月22日放送)に、日本の歴史作家・歴史研究家の河合敦が出演し、『江戸時代から学ぶ日本の歩き方~お仕事編~』をテーマに、江戸時代の人々の『さまざまな職業』について解説した。
「ちょっと変わったリサイクル業者」
江戸時代の人々は、モノを大切に使っており、さまざまなモノをリサイクルしていた。たとえば『おちゃない』これは家々を回り、落ちている髪の毛を拾って、かつら屋さんに持っていくというお仕事。ほかには『小便買い』河合先生によると、桶に小便をさせて、畑の肥料にリサイクルするお仕事。小便をくれた人には、大根を渡していた。
「100円ショップ」
江戸の町では「十九文屋」と呼ばれ小間物や雑貨を19文均一で売った安物店。中でも人気があったのは下駄。
「耳の垢取り」
1680年頃に出現した職業。外国人の恰好をしたおじさんが『耳の垢、とろう』と言って回って、お客さんの耳垢をとっていた。ちなみに、当時、結構話題になったお仕事で、浮世絵として描かれて、現在でも多く残っている。
ほかにも、変わった職業は多くあった。たとえば『唐物屋』。これは、今でいう『輸入雑貨店屋さん』みたいなものだった。ワイングラスやエレキテル、椅子、エジプトのミイラなどが販売されていた。
現在、河合が執筆の『逆転した日本史』が発売中だ。
「草野満代 夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)