ドラマ『黄昏流星群』~50歳を過ぎてするさまざまな恋
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監督・演出家の平野眞が、黒木瞳がパーソナリティの番組「あさナビ」(ニッポン放送)に出演。フジテレビで放映中のドラマ『黄昏流星群』について語った。
黒木)今週のゲストは監督・演出家の平野眞さんです。
平野監督といえば、主な作品をご紹介します。『ショムニ』『お水の花道』『やまとなでしこ』『HERO』『僕と彼女と彼女の生きる道』『エンジン』『CHANGE』…もうキリがありませんが、これまで私はご一緒していないのですね。
平野)不思議ですよね。
黒木)でも今回『黄昏流星群』でご一緒させていただきました。良い出会いをさせていただいてありがとうございます。
『黄昏流星群』は、フジテレビ毎週木曜よる10時放送のドラマです。このドラマの紹介をお願いします。
平野)このドラマは、主人公・瀧沢完治を演ずる佐々木蔵之介さんが主演です。50代を迎えた新しい恋愛や、年の離れた恋、年上の女性との恋など、いろいろな恋愛がありまして。観ていただく視聴者が「僕はこの人にのろうかな」「私はこの人にのっかろうかな」と感情移入できたら、と思っています。
黒木)はい。
平野)人生が100年あるとしたら、50歳という年齢はまだ半分でしかない。だから過去を振り返るというよりは新しいことをやって行こうというのが、プロデューサーのねらいで、作品のねらいでもあります。
黒木)これはまあ、ラブストーリー。
平野)いろいろな形のラブストーリーですよね。
黒木)こんなに純粋に人を愛せるって、どう思いますか(笑)?
平野)あってもおかしくないかなとは思います。黒木瞳さんと中山美穂さんのことを好きになるというのは普通じゃないですか。そうやって考えたときに、こういう人が出ているのなら好きになってもいいよねって、思えれば良いかな。
黒木)これは1995年から連載されている弘兼憲史さんの大ヒット漫画『黄昏流星群』が原作ですが、ちょっといけない恋愛だったりするわけじゃないですか。
平野)そうですね。
黒木)その辺りはどのように考えてお撮りになっていますか?
平野)難しい質問をするじゃないですか、そんな質問されたことないのに(笑)。
ただ、いけない恋愛でもあるのですが、50、60でもいろいろな恋ができるというのはみんなにも経験して欲しいと思うし、それが生きる糧になれば、良いかなと思います。家庭を壊すことに関して言うと、またいろいろ問題はありますが。純粋なラブストーリーを展開していきたいなと思って作っています。
黒木)現実問題として、そういう恋愛ができない人が多いとは思いますが、ドラマのなかでちょっと疑似体験をしていただきたいというか。そういう良い思いになって欲しい、というようなこともあるのでしょうか?
平野)そうですね。瞳さんはどういう感覚で演じているのですか?
黒木)その人になっています。
平野眞/監督・演出家1965年生まれ。
獨協大学経済学部卒業後、共同テレビジョンに入社。
2002年よりフジテレビに移籍し、ドラマ監督・演出家として『ショムニ』『HERO』『僕と彼女と彼女の生きる道』『エンジン』『CHANGE』等、数々のヒット作を担当。
2014年、『HERO(第2期)』でザテレビジョンドラマアカデミー賞・監督賞を受賞。
2018年10月から『黄昏流星群』がスタート。
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