世界で一番大きなトイレとは?
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(11月18日放送)では、「開放感ありすぎ!?千葉県市原市にある広すぎるトイレ」というトピックスを紹介した。
11月10日は「い・い・トイレ」の「トイレの日」で、「11月19日」は国連が制定した「世界トイレの日」。今回は千葉県市原市に「解放感抜群のとてつもなく広いトイレ」があるというのですよ。どんなトイレなのでしょうか?市原市役所 観光振興課 課長 黒須紀男さんにお話しを伺います。
-市原市に、とてつもない広いトイレがあるということなのですけど?場所はどこにあるのですか?
黒須「市原市に小湊鉄道という列車が走っているのですけど、それの飯給(いたぶ)駅というところの公衆トイレになります。面積は200平米ぐらいございます。テニスコートの2/3ぐらいの広さです。建物より広いと思います。」
-駅の建物よりも広いトイレ!そのトイレを作ったきっかけは?
黒須「平成26年に飯給駅がある地域で『アートイベント』を計画しておりまして、その先駆けという形で世界的に著名な建築家である、藤本壮介さんに設計を依頼して平成24年3月に完成した、『アート作品』としてのトイレ。自然の中のトイレというコンセプトで作っていただきました。」
-自然があるのですか?
黒須「敷地の中には桜の木、菜の花、クローバー、秋になりますと周辺の紅葉も見えます。菜の花とかクローバーが咲いておりますと花畑の中にいるようなイメージに。周りは塀で囲っていて、中にガラス張りの個室があります。」
-ガラス張りというと、透明ですよね?誰でも使うこと出来るのでしょうか?
黒須「はい、ただ使用される際にはカーテンを閉めていただければ、外からは見えません。公衆トイレで、どなたでも使っていただけるのですけど、女性専用となります。個室の中に入るのは女性のみ、空いている時は男性も中を見ることはできますが、使用は女性だけとなります。」
-市原市というと「市原ぞうの国」、ですから象も使えるような大きなトイレを作ったのだとイメージしていました(笑)。
黒須「実は以前ですね、ギネスブックの発行元に問い合わせたのですけど、なかなかトイレというのは専門的な要素が強くてギネスの申請対象外で、公式にはなかなか世界一であるとは確約出来ないです。アートとしての正式名称はトイレット・イン・ネイチャー、自然の中のトイレというのですけど、一般的には『世界で一番大きなトイレ』ですとか『世界で一番広いトイレ』として認知されています。」
-正式名称は「トイレット・イン・ネイチャー」なのですね。訪れるのに一番いい季節とかあります?
黒須「一番は桜ですとか菜の花の時期がよろしいかと思います。また今も塀の外に紅葉とか見えたりしますのでいいですね。」
週刊なるほど!ニッポン
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