元週刊文春エース記者の中村竜太郎が、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(11月27日放送)に出演し、日産自動車、フランスルノー、三菱自動車の会長として経営を束ね、カリスマ経営者として世界に知られたカルロス・ゴーン容疑者について語った。
カルロス・ゴーンが、自らの報酬を有価証券報告書に過少に記載した疑いで、東京地検特捜部に逮捕されたことを受け、過去にゴーンを取材した経験のある中村が、当時、発表できなかった取材内容を明かした。中村は、6年前の2012年春頃から1か月間にわたり、ゴーンを取材していたという。取材していくなかで、ゴーンに複数の愛人の存在があり、リタ夫人と離婚しているのではないかという情報が入ってきた。それをきっかけに、ゴーンを知る多くの関係者に取材したところ、会社資金の私的流用疑惑が浮上したという。
会社資金の私的流用に関する疑惑は3つ。
疑惑その①:リタ夫人との離婚話は難航しており、その訴訟費用を日産が出している。
疑惑その②:リタ夫人が経営するレストラン『マイ・レバノン』の運営資金を日産が出している。
疑惑その③:パリの愛人の生活資金に、日産の子会社経由で、巨額のお金を払っている。
それらの疑惑の裏を取ろうと、ゴーンやリタ夫人に直接、取材を申し込んだが、相手にされなかったという。中村は、深入りしてプライバシーにまつわる記事を掲載した場合、ゴーンから、出版社では払えないような額の損害賠償金額を請求される可能性があったため、結局、記事を掲載することができなかったことを明かした。
最後に中村は「プライバシーを盾にするのは良いんですが、メディアが監視しなければ、会社資金の私的流用などが行われたまま腐敗が進んでしまう。社員は不当な処罰を恐れてしまうため、内部から告発するのは難しい。」と指摘し、公人に対する監視の重要性を語った。
垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 8:00-11:30
番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!