“ネコが顔を洗うと雨になる”と言われる理由
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ネコのヒゲがポイント
顔に50本~60本
ネコの顔には、全部で50本~60本のヒゲがあるそうです。口元以外にも、まぶたの上や頬、アゴなどから生えているそうです。
ヒゲの色は白、茶色、根元だけ黒…といったように様々で、いずれも半年ほどの周期で、自然に抜けて生え変わります。
ヒゲの役割
空気の流れや音の振動を感知
ネコのヒゲは、ネコが生活して行く上で欠かすことができない大切なものです。
ネコのヒゲにはたくさんの神経が集中していて、微妙な振動でも敏感に感じ取ることができます。
ネコが暗い場所でも物にぶつからずに歩くことができるのは、ヒゲで空気の流れや音の振動を感知しているからだそうです。
幅を確認
さらにネコは、ヒゲで幅を確認しています。例えば狭い場所を通るとき、ヒゲを広げて顔を入れて、ヒゲが当たらないかを確認します。そしてヒゲが当たらなかったら体も通れる! と判断しています。
但し、これは“標準の体型のネコ”の場合で、“太めなネコ”の場合、頭は入ってもお腹が通り抜けられないこともあるそうです。
風や湿度の変化を素早く感じ取る
ネコのヒゲはとても敏感なので、風や湿度の変化を素早く感じ取ることができます。
雨が降る前は湿気が多くなりますが、そうした湿気や天気が変わることへの不安を取り除くために、ネコは顔を洗うそうです。
こうした理由から『ネコが顔を洗うと雨になる』と言われています。
このようにネコのヒゲは大切な役割をしていますので、無理に抜いたり切ったりするのは良くないそうです。
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