3月18日(月)深夜放送のラジオ番組『ミュ～コミ＋プラス』（ニッポン放送・毎週月−木24時～）に、これまでリリースしたCDの累計が130万枚を突破し、海外でも活躍する邦楽DJ『DJ和』が出演。先日行われた『平成アニソン大賞』の選考について語った。

発起人のDJ和に加え、冨田明宏（音楽プロデューサー / アニソン評論家）、齋藤P（アニメロサマーライブゼネラルプロデューサー）、前Ｑ(アニメライター)、松原正泰(アニメイト)、そしてこの番組のパーソナリティ吉田尚記アナウンサーというアニメソングに精通する6名が選考員を務め、平成を彩ったアニメソング讃える『平成アニソン大賞』が先日開催された。

選考員の数時間に及ぶ話し合いにより、100曲もの楽曲がノミネートされた今回の企画では、新世紀エヴァンゲリオンのOPテーマ『残酷な天使のテーゼ』と円盤皇女ワるきゅーレ劇中歌『Agape』が総合大賞を受賞したが、この2つの作品が選ばれるまでには、様々な紆余曲折があったという。

吉田：選考の時、元々総合大賞は1曲の予定だったんですよね。

DJ和：そうですね（笑）

吉田：でも1曲だけ選べってなると、どうしても『残酷な天使のテーゼ』になってしまうんですよね…

DJ和：それは仕方ないんですよね。「そりゃそうよ」みたいな。

吉田：その件だけでアニソン好きのおじさん6人の選考員の話し合いが2～3時間終わらなかったですもんね。

DJ和：そうですね、結構やりましたね。

吉田：でもそれで『全国な天使のテーゼ』という結論はあまりにも示量性に欠けるとなって……

DJ和：そうですね、2秒でその結論出てきますからね（笑）

吉田：そこで、全員の意見が各部門・各年代で完全一致した曲を選ぼうとなったときに、1曲だけあったんですよね。

DJ和：それが『Agape』だったんですよね。最終的に6人が自分の思う大賞を持ち寄って、みんなでそれを見直して決めるという決め方をしてたんですけど、最終的に全員が丸付けてるの何の曲なんだってなったら『Agape』だ！ってなって、「それだー！」って（笑）

『残酷な天使のテーゼ』などと比べると、アニメソングとしての認知度はそれほど高くない『Agape』だが、アニソンを愛する6人の話し合いにより全員が良いと思った曲として大賞に選出されたと語ったDJ和。また、これら平成アニソン大賞でノミネートされた楽曲の中から43曲をDJ和がリミックスした『平成アニソン大賞 mixed by DJ和』が4月3日(水)に発売される。