須田慎一郎が解説~吹き始めた「解散風」

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月27日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。自身の取材から解散風について解説した。


永田町が解散風を煽っている?

衆議院が解散しそうな政界の動きを風に例えた言葉、解散風だが、今年(2019年)のはじめから永田町が解散風を煽っていると盛んに報道されている。ところが実際、本当に風が吹いているのはどこなのか。須田慎一郎が取材によって肌で感じた風が生じている場所を明かす。

飯田)永田町は、政党の本部が多くあるので政界のことを指したりしますが、「解散風、解散風」と言われていますけれども。


「解散風」が吹くのはなぜか

須田)衆議院の解散、国会の解散は首相の大権と言われます。衆議院を解散させることができるのは総理大臣だけとされているのですが、過去の政界取材によると、実は総理大臣だけではないのです。何かと言うと、きょうのキーワードである解散風なのです。
これがどうして影響を与えるかと言えば、「そろそろ解散になりそうだ」、「首相はどうも解散に踏み切りそうだ」、或いはいろいろな怪情報が回って来て浮足立つのです。そうすると選挙に向けて動き始めるようになって来るわけです。
総理からは何も言っていないし、政権トップの人たちが何かを言ったわけではないけれども、常在戦場、いつ選挙になってもおかしくないのが衆議院です。「そろそろありそうだ」ということになると、「ちょっと準備しておこうかな」とか「ポスター用の写真を撮っておこうかな」、「パーティーもやってみようかな」と動き始めてしまう。特にお金を使い始めると、かなり動きが激しくなって止めようがなくなってしまう。

飯田)既成事実みたいになってしまう。

政治 政治資金パーティー「宏池会と語る会」で壇上にならぶ、前列左2人目から自民党の二階俊博幹事長、古賀誠・宏池会名誉会長、岸田文雄会長=2019年5月15日、東京都港区 写真提供:産経新聞社

もう少し解散風が吹けば、解散へ動き始める

須田)だから誰も何も言っていないのに現場が動き始めると、いかに首相が「やるつもりはない」と言っても、一旦転がり始めた石は止まらないのです。これが解散風の効果です。先週、農協団体や建設業界を回ってみたのですが、いちばん最初に私に聞いて来るのは「ダブルはありますか」「解散はどうですかね」ということです。どうですかと聞くということは、もうその準備を始めようとしている状況になっているのではないでしょうか。完全に現場は浮足立っていますよ。もう少し解散風が吹いたら、はっきり言って動き始めます。

飯田)かなりマグマが溜まっているような状態ですね。

須田)6月26日が会期末なのですが、会期延長するかどうかもはっきり決まっていません。その一方で、いま予算委員会は開店休業状態。何もやっていないところから考えても、普通だったら延長はないのですよ。やることがないから。だからそこをじっと見ているのだけれども、何の音沙汰もないところで言うと、疑心暗鬼がどんどん膨らんでいる最中なのですね。もうちょっと吹いたら動き始めますよ。

飯田)いまのところ6月26日が会期末になっていて、その会期末で国会を閉じた場合には、自動的に法律の規定で7月21日が参院選の単独でやる場合の投開票日となる。ただ、ここに解散が絡んで来たり、あるいは延長ということになると、最大で8月の終わりくらいまでは延ばすことができる。

須田)延ばすことができるということですが、8月は選挙のスケジュールとしては最悪なのですよ。熱いので。

飯田)正に現場の人たちが疲弊してしまうのですね。

須田)そうですね。いま6月19日になると言われている党首討論が、1つの大きな焦点になっている。そこで何かが起こるのではないかと。しかし、これも揣摩臆測(しまおくそく)の類です。

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