香港デモが本格化から100日~日本の国会は何をやっているのか
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月17日放送)にジャーナリストの有本香が出演。本格的な大規模化から100日を迎えた香港のデモについて解説した。
香港のデモ、本格化から16日で100日
逃亡犯条例改正案への抗議として始まった香港のデモが、本格的な大規模化から16日で100日を迎えた。
飯田)デモは続いています。香港の警察発表では1400人、年齢にすると12~13歳から、上は70歳近くまでが拘束されているということです。
有本)中学生が果敢に活動に参加したり、高齢者が「若い人が捕まるのだったら自分たちが捕まる」と言っています。いろいろな考え方の違いや党派性があるにしても、香港市民の総意です。香港政府が中国化して行くことに対して抵抗していることは、ほぼ間違いありません。
飯田)統治側は、分断する形を模索するのですが。
有本)15日にもそういう動きが見えていましたよね。一方でデモ隊が、アメリカ議会で審議されている香港人権・民主主義法案を成立させてほしいと訴えました。
飯田)アメリカの総領事館で、星条旗を持って訴えていました。
有本)トランプさん助けてください、ということを言っていましたね。これは人権民主主義の名前の通り、香港の人権や民主主義を確保する、それを支援するための法案ということなのですが、もともとは1992年に制定された香港政策法です。香港は一国二制度であって、そのような取り扱いをして行くのだという、アメリカの香港に対するスタンスを決めた法律です。今回は2016年に書店の店主が中国本土に連れて行かれたり、ジャーナリストが拘束されたことに対して、責任者をはっきりさせろというものです。責任者がはっきりした場合、中国の有力者はほとんどの人がアメリカ国内に資産を持っているケースがありますので、その資産を凍結する。そういった事実上の制裁を盛り込んでいるということですので、この行方も注目したいところです。それにしても、日本の国会は何をやっているのでしょうか。
飯田)これに対しての動きというものは、特にありません。
有本)議員個人の動きではなくて、ぜひ国会として個別で言って欲しいですね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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