新型コロナウイルス~一時は収束しても冬に再発する可能性も
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月17日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。感染症に詳しい医学博士・中原英臣を電話ゲストに招き、新型コロナウイルスの今後について解説した。
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」
新型コロナウイルス専門家会議、国内発生の早期
新型コロナウイルスによる肺炎が国内にも広まっているという状況を受けて、初めて専門家会議が行われ、座長の脇田国立感染症研究所所長は「感染経路を特定できない可能性のある感染者が各地で相次いでいることから、国内の感染が発生早期で、さらに進行すると考えられる」という認識を示し、対策を進める方針を明らかにした。
飯田)水際対策重視から方針転換というようなことが、紙面でも報じられています。これについて専門家の方に伺って行きましょう。感染症に詳しい医学博士、中原英臣さんと電話がつながっています。数字だけを見ると国内の感染が急に広がったようにも見えるのですが、これはどういうことが起きているのでしょうか?
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春節を迎え多くの外国人観光客で賑わう秋葉原で、マスクを購入する人=2020年1月25日、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社
市中感染が始まり、今後患者が増えて行く
中原)流行の手前まで来ていると思います。市中感染ですね。町のなかでの感染が始まっている。従って、これから患者さんが増えて行くのではないかと思います。
飯田)感染者の方々がどういった生活をしていたのかというのも報じられていて、40度くらいの熱が出ていても検査を受けさせてもらえなかった方がいらっしゃいますよね。
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空港内ではマスクをつけた人が多くみられた=2020年1月23日午前、関西国際空港 写真提供:産経新聞社
湖北省、湖北省の人と接触した人以外は検査できないという政府の方針が感染を広めた
中原)「湖北省縛り」と言っているのですが、そこにいなかった人や、そこにいた人と接触していない人は熱が出ようと肺炎になろうと、検査できなかったのです。国がそう決めていたのですね。その結果、それが解除された途端に感染者がこれだけ出たわけです。1~2週間前から感染していた方がいらっしゃったのだと思います。屋形船に乗っていた方々は、1月28日から感染が続いていたはずですからね。検査すればもっと早くわかったわけです。
飯田)どうして湖北省縛りが続いていたのでしょうか?
中原)国は検査キットが足りないとか、クルーズ船にたくさんの人がいるので、そちらの検査を優先したなどいろいろあるのでしょうけれども、理解のできない対応だと思います。多くの人はこれに反対していたわけです。
飯田)実際に検査キットは足りないものなのでしょうか?
中原)そこはわかりませんが、香港でも1000人分くらいを1日でやったわけですから、あるのだと思います。日本はそんなに医療システムが劣っている国ではないはずです。機械もたくさんありますし。
飯田)そうですよね。場合によっては緊急対策として、外から持って来るということもあります。
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」
民間を活用しなかった不可解な政府の対応
中原)民間を活用しなかったのです。国立感染症研究所など、国の機関でしか検査しなかった。医者として言わせていただくと、まったく意味がわからない対応だったと思います。
飯田)先生がいまご指摘された、市中感染が広まりつつあるということで言うと、個々人としていろいろ対策をしなくてはならないフェーズに入っているということですか?
中原)そうですね。おそらく17日に政府が発表すると思いますが、いちばん大事なことは人ごみに行かないことです。いまはコンピューターが進んでいますから、自宅で作業したり、出勤時間をずらしたり、いろいろな対応ができると思います。
飯田)そうやって、人のたくさんいるところにはできるだけ行かないようにする。あとは言われていますけれども、手を洗うということですか?
中原)手洗いはとても大事です。見てみると、手に触れたウイルスによる感染は非常に多そうですからね。個人的見解で申し訳ないですけれども、私は使い捨ての手袋を使っています。
飯田)なるほど。
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」
使い捨ての手袋を使い感染を防ぐ
中原)もちろん手を洗うことは大事ですけれども、その前に接触をなるべく減らすというのに、手袋は1つのいい手だと思っています。
飯田)例えば、不特定多数が触れそうなところを。
中原)そうですね、そういうところでは手袋をする。トイレなどいろいろありますよね、ドアノブを触らないわけにはいかないですから。そういうときには使い捨ての手袋を使って、家に帰ったらきちんと別の形で捨てないといけないですけれどね。一般のごみと一緒にしないように捨てるのは大事です。
飯田)なるほど。最後の始末まで気を遣わないといけないですね。
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「春節」の大型連休が始まり、帰省客らでにぎわう中国・北京駅。新型コロナウイルスによる肺炎の発症者が各地に広がる中で、大部分の人がマスクを着用していた=2020年1月24日 写真提供:産経新聞社
収束しても冬に再発する可能性も
須田)今回の流行について、ピークはインフルエンザと同じように5月くらいだと言われているのですが、その一方で、収束に向かってもまた今年(2020年)の冬に同じような流行が起こる可能性があるという懸念が出ています。今後の見通しはどうでしょうか?
中原)須田さんがおっしゃった通りです。みなさんはあまり記憶にないと思いますが、新型インフルエンザが流行りましたよね。流行ったときは大騒ぎしましたけれど、翌年から季節性のインフルエンザに入っています。ですから、今回の新型コロナウイルスも夏には収束すると思います。ですが冬になって、また再発する可能性もゼロではないと思います。そうさせないのが、これから大事なことだと思いますけれどね。SARSは完全に止めることができましたが、コロナウイルスを止めることができるかは大きな課題です。ただその前に、いまの流行をどう乗り切るかがいちばん大事だと思います。