どうして正座で足がしびれるの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(2月26日放送)で、「正座で足がしびれる理由」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『正座で足がしびれる。体のなかで何が起こっているの?』に対して、医師が回答した。
「しびれは神経の悲鳴です。助けを求めているのです。無理な正座をすると、大腿骨・脛骨という脚の骨のうしろ側を通る、坐骨神経や脛骨神経に負担がかかります。
神経が圧迫されて血行が悪くなると、神経が注意信号を脳に送り、しびれと感じるのです。さらに無理をして正座を続けると、神経が信号を送れなくなり、感覚がなくなってしまいます。また、感覚神経と同時に運動神経も麻痺して行きます。
正座をやめて立ち上がったとき、足に力が入らず、捻挫をしてしまった方もいるでしょう。これは一時的に運動神経が麻痺して、筋肉に信号が届かず、力が入らなかったため上手に立てずに起こったことです。
正座をやめて、しばらくするとビリビリしたしびれを感じるようになります。これは感覚神経の血行が回復したことを意味しますので、正常な感覚ということなのですね。
一時的なしびれはあまり心配ないですが、しびれが続くときは医療機関を受診することをおすすめします」
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)