「志村けんさんの次の作品が見たかった」 テリー伊藤が悼む
公開: 更新:
沢田研二(71)が、志村けんさん(享年70)に代わりに映画「キネマの神様」(監督・山田洋二)で主演を務めると発表されたことに、テリー伊藤が「非常に楽しみ」と期待を寄せた。

トークショーに登場した志村けん 2012年10月21日 京都競馬場 写真提供:産経新聞社
18日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演したテリーは、この決定について「ジュリーは演技力があるし歌が上手いですよね」と絶賛。一方で「昔の貴公子のイメージだったジュリーと違って、今はおじいちゃんですよ。そこを見る人が受け入れられるのかどうか」と懸念も示すテリー。
続けてテリーは沢田さんの心境を推測し、「こうした形で志村さんの代役を行うのは彼はすごく考えたと思う。非常に楽しみですね」と期待を寄せた。
また、テリーはNHK連続テレビ小説「エール」で、志村さんの演技を見たと話し、次のように分析した。
「志村さんはいい演技をしているんですが、少し演技にためらいがあるんです。コントをしている時は全部自分で考えるんですが、人の演出・脚本だと自分の演出が頭をよぎる」
これまで一貫してコントに取り組んできたが故に、自身の演技に葛藤していたのではないかと推察した。
「だから、NHKの自分の演技を見て、そして山田洋次監督の作品に出たあとに『次はこれで行こう!』って演技プランができたと思う。その志村さんの次の作品が見たかった」
と、テリーは残念がった。