公明党、2議席に落とす 沖縄県議選~自民党との連立与党への影響も
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月8日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。投開票が行われた沖縄県議選のニュースについて解説した。
6月7日、沖縄県議選の投開票が行われ、玉城知事支持の与党側が過半数を維持した。48の定員に対して、玉城知事を支持する共産党、社民党、地域政党の沖縄社会大衆党などの与党が25議席を維持した。一方で自民党は議席を4議席伸ばし、与野党の差はわずかとなっている。
飯田)沖縄県議選の結果が出ました。
須田)ポイントは2つありまして、1つは共産党です。7人候補を立てて全員当選し、1人増加しました。かなり沖縄に共産党が勢力を伸長させています。そして、もう1つが公明党です。公明党にとって、沖縄というのは常勝関西に次ぐ重点地域なのですが、結果的に4議席あったのが2議席に減らしています。影響力が落ちていて、「0になるのではないか」とも言われていたのです。だからこそ、4議席あったのに候補者を2人に絞って、2議席を確保するために全力投球した。そのあたりの逆転ぶりというのが、今後の沖縄の県政運営、また国政にどう影響して来るのかというところが注目だと思います。
飯田)公明党は選挙が非常に強いと言われていた。しかしコロナ渦の影響があって、人が集まるイベントを立てにくいということも影響していますか?
須田)あったと思います。公明党というのは動員して盛り上げて、熱を帯びて選挙に勝つというやり方をしていますから。その上で考えて行かなければいけないのが、自民党と連立政権を組んでいることで、結果的に沖縄の普天間基地、辺野古基地問題について民意に寄り添いきれているのかどうかということです。ここで影響力が下がると、このまま自民党と連立政権をとっていていいのかという、国政に対する影響が出る可能性もあります。
飯田)与党に対しての遠心力になって来る。それをどう総括するのかという、これからの話につながります。
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