新型コロナウイルスの感染拡大によって影響を受けた観光や飲食の需要を喚起する「Go To キャンペーン」。赤羽一嘉国土交通相は7月16日夕刻、このキャンペーンの一つである観光支援事業「Go To トラベル」の割引対象から、東京都発着の旅行を除外すると表明した。
「Go Toトラベル」キャンペーンは7月22日水曜日から始まる予定であったが、東京都を中心に感染者が再び増加するなか、地方では都市部からの人の流入にともなう感染拡大を懸念する声も上がっていたが、運用を見直して、東京発着の旅行を除外することとなった。
この発表の前日の15日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演した経済アナリスト・森永卓郎は以下のように語っていた。
「全国がこのキャンペーンを嫌がっています。例えば、青森県むつ市は『GoToキャンペーンをやるなら市の観光施設を閉鎖することを検討する』とまで言っています。あちこちの自治体で、そんな声が出ています。また、みんなオトナなので言わないですが、本音は『(コロナウィルスが感染拡大している)東京の人は来ないでほしい』ということなんですよ」
そういったなかで森永氏は、今回の発表に近い案を提示していた。
「経済とコロナを両立させるために、まず東京を完全に封鎖します。東京都以外の方たちは他県への旅行OKにする」
しかし、森永の提案はこれに留まらない、独特のアイディアが含まれていた。
「都民の人たちは『Go To PCR』キャンペーンとして、全員検査をするんです。それで、検査の結果、陰性だった場合、“陰性バッチ”を作ります。そのバッチがある人は旅行OKにする、というのはどうでしょうか」
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